パスポート・インデックスはカナダの金融コンサルティング会社であるアートン・キャピタルが調査したもので、世界のパスポートをビザ無しで国境を越えられる数ごとにランク付けした無料のオンライン・インタラクティブツールだ。
国連加盟国193ヶ国と台湾、香港、マカオ、コソボ、パレスチナ、バチカンの6ヶ国を併せた199ヶ国からビザ無し、もしくは到着ビザで渡航できる国を計算して、その数の多さで順位をつける。...
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パスポート・インデックスはカナダの金融コンサルティング会社であるアートン・キャピタルが調査したもので、世界のパスポートをビザ無しで国境を越えられる数ごとにランク付けした無料のオンライン・インタラクティブツールだ。
国連加盟国193ヶ国と台湾、香港、マカオ、コソボ、パレスチナ、バチカンの6ヶ国を併せた199ヶ国からビザ無し、もしくは到着ビザで渡航できる国を計算して、その数の多さで順位をつける。今年のランキングではシンガポールが1位となり、同国は159ヶ国で最も強いパスポートとなった。これは今年、パラグアイがアジア都市国のビザ要件を取り下げて制限を解除したことにより、1ヶ国増えたことで単独1位となることができたものだ。昨年1位だったドイツは158ヶ国で2位、3位はスウェーデンと韓国となった。
日本はイギリス、フランス、スペイン、イタリア、デンマーク、フィンランド、ノルウェーとともに156ヶ国で4位だった。トランプ大統領就任以来順位を下げている米国はマレーシア、カナダ、アイルランドとともに154ヶ国で6位だった。一方で最下位はアフガニスタンで22ヶ国だった。
「シンガポールが1位となったのは、賢明かつ先を見通した外交政策や優れた国家間交渉、好機としてグローバル化を捉えたことなどによるものだ。ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国とは異なって、シンガポールは単独許可されたものだ。」とアートキャピタルのシンガポール事務局のフィリップ・メイ氏は語った。同氏によれば、アジア諸国で初めて最強のパスポートと認定されており、1965年の独立以降絶えず旅券の力を高めてきたという。
モンテネグロで開催された会合でアートン・キャピタルの創設者であるアーマンド・アートン氏は「今日の世界では、ビザ無しで世界中を移動できることが重要な要素となっている。家族により良い機会や安全なパスポートを提示するために、何千ドルものお金を支払ってセカンドパスポートを手に入れる人が年々増えている。」と述べた。
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