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【Globali】
アインシュタインが残した幸福論についてのメモがオークションへ(2017/10/23)
ロシアのニュース専門放送局 『RT』や 『AFP』などによると、相対性理論などで有名なアルバート・アインシュタインが残したメモが95年経ってエルサレムのオークションにかけられることがわかった。
ドイツの物理学者であるアインシュタインはノーベル物理学賞を受賞した知らせを受けた直後の1922年、講演を行うため来日し、東京の帝国ホテルに滞在していた。滞在中にアインシュタイン宛の手紙をホテルの配達人が届けに行った際、配達人にチップを渡そうとした。しかし、そのような習慣のない配達人が受け取らなかったか、もしくは手元に小銭がなかったためチップを渡すことができなかった。手ぶらで帰すことを望まなかったため、アインシュタインはその場で2つのドイツ語で書かれたメモを手書きで渡した。...
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ドイツの物理学者であるアインシュタインはノーベル物理学賞を受賞した知らせを受けた直後の1922年、講演を行うため来日し、東京の帝国ホテルに滞在していた。滞在中にアインシュタイン宛の手紙をホテルの配達人が届けに行った際、配達人にチップを渡そうとした。しかし、そのような習慣のない配達人が受け取らなかったか、もしくは手元に小銭がなかったためチップを渡すことができなかった。手ぶらで帰すことを望まなかったため、アインシュタインはその場で2つのドイツ語で書かれたメモを手書きで渡した。
ドイツに在住する配達人の子孫がそのメモを保管しており、今回オークションにかけられる。当時アインシュタインは配達人に「もしもあなたが幸運ならば、このメモは通常のチップ以上の価値のあるものになるでしょう。」と話したと言われている。2種類あるメモの1つには「静かで質素な生活は絶え間ない不安にがんじがらめになった成功の追求より多くの喜びをもたらす」と書かれていた。さらにもう1つには「意志のあるところに道がある」とあった。
世界最大のアインシュタインのコレクション所有するエルサレムにあるヘブライ大学の公文書保管人であるロニー・グロス氏は「このメモ自体に科学的価値はないが、あまり知られていないアインシュタインの精神や感情的思考をうかがい知ることができる。」と述べている。「私たちが行っていることはアインシュタインが書いたものを通して、アインシュタインという人として、科学者としての人物像を描き出すことだ。」とし、「今回のものはそのモザイクの一片である」と述べた。
2つのメモは、アインシュタインがその後に書いた手紙などと共に24日競売にかけられる予定。
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