今回のキャンペーンは「Phone Off, Fun On(携帯をオフに、楽しさをオンに)」と名付けられている。ロッカーが設置されたのはシンガポール東部マリーナ・コーブ店で、店内には鍵付きの透明なロッカーが100台置かれた。「ファミリー・プレイデイト」という名前のロッカーで、客は自由に携帯電話をそこに預けることができる。事前のマクドナルドの調査によると、98%近くが家族と食事中でも携帯などの端末を操作していると答えたという。...
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今回のキャンペーンは「Phone Off, Fun On(携帯をオフに、楽しさをオンに)」と名付けられている。ロッカーが設置されたのはシンガポール東部マリーナ・コーブ店で、店内には鍵付きの透明なロッカーが100台置かれた。「ファミリー・プレイデイト」という名前のロッカーで、客は自由に携帯電話をそこに預けることができる。事前のマクドナルドの調査によると、98%近くが家族と食事中でも携帯などの端末を操作していると答えたという。
また、「ハフィンポスト」の報道によるとストレーツ・タイムスの調査で60%の人が携帯電話の使用により家族の交流が減っていると回答、58%の人がそのことに不満を感じているとも答えている。さらに、「CNN」が報じた別の調査によると、12歳以下の子供の約7割が携帯電話を持ち、平均で6.5時間端末操作に時間を使っているという。
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マクドナルド・シンガポールの担当リンダ・ミン氏によると「団らん中に端末を操作することが家族の絆を深めることを妨害している可能性がある。家族で良い時間を過ごしてもらうことが目的。」と話した。
ロッカーを設置して以降、インスタグラムなどのソーシャル・ネットワーク・サービスでも話題となり、写真がネット上にあげられたりしている。マクドナルド側としては好評ならば他店にも導入を拡大していきたい考えだ。しかし中には「一台も預けられていない」と写真を投稿する顧客がいるなど、その成果を疑問視する声も上がっている。
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