日本のコンビニで売られているミネラルウォーター、「ボルヴィック」、「コントレックス」、「エビアン」などフランス産のものをよく見かける。日本人にとってフランスの水は健康的なイメージがあるが、フランスでは、農業での長年の農薬使用による水質汚染が深刻化している。
フランスの非営利団体UFC-Que Choisirは、火曜日、フランスの川や地下水は汚染が進んでおり、「悲惨な状態」にあると発表した。
同団体は、農業の公害防止対策を実施し、「汚染者が支払う」という原則を厳密に適用する、という水質改善政策の「緊急改革」を求めた。「フランス領土の半分の地域における河川で、飲料水としての許容基準を上回る量の農薬が含まれている」。
さらに「地下水の3分の1以上に基準を上回る農薬が含まれている」。...
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フランスの非営利団体UFC-Que Choisirは、火曜日、フランスの川や地下水は汚染が進んでおり、「悲惨な状態」にあると発表した。
同団体は、農業の公害防止対策を実施し、「汚染者が支払う」という原則を厳密に適用する、という水質改善政策の「緊急改革」を求めた。「フランス領土の半分の地域における河川で、飲料水としての許容基準を上回る量の農薬が含まれている」。
さらに「地下水の3分の1以上に基準を上回る農薬が含まれている」。地下水では、「硝酸塩の汚染が進行しており、帯水層の43%はヨーロッパの基準値を超えている」と報告している。
同団体は、これらの「環境災害」の原因は、集約農法だとしている。そして、「使用された肥料の量が20年間で減少しておらず」、「農薬の使用は5年間で18%増加しており」、農業の手法、慣行が全く変わっていないことを問題提起した。
数十年における農業生産性の追求と政府の無活動が、「今日、水産資源に深刻な影響を与えている」として、UFC-Que Choisirは、消費者に嘆願書を介して動員を呼び掛け、国会議員に働きかけていく予定だ。
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