【Globali】
ハリケーンの猛威
カリブ海では最強ハリケーン「イルマ」が猛威を振るっており、現地の島々では壊滅的な被害が出ており、バージン諸島東方に浮かぶバーブーダ島のように島のインフラや建物のほぼ全体が倒壊・損傷し、居住不可能になっている所もある。米国は、プエルトリコ、米領バージン諸島に非常事態宣言を出しフロリダでは来週の襲来への備えを万全にしている。バージン諸島東方に位置する英領アンギラ島では本国イギリスからの支援不足に不満の声が上がっているという。住人は「多くの建物の屋根が壊れ島は核爆弾で攻撃されたかのようだ」と語っている。
9月7日付
『BBC』は「ハリケーン“イルマ”がタークス・カイコス諸島を直撃」との見出しで以下のように報道している。
「ハイチと タークス・カイコス諸島(人口35,000人)では風速は時速290kmのハリケーン「イルマ」が直撃。ハリケーンでこれまで14人が死亡、 最大2600万人への影響が予想される。海抜の低いタークス・カイコス諸島(最高地点50M)では、暴風雨と6mに及ぶ高波が心配され、特に、2010年の地震によるインフラ復旧がまだ続く貧困国ハイチへの被害が思いやられる。...
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9月7日付
『BBC』は「ハリケーン“イルマ”がタークス・カイコス諸島を直撃」との見出しで以下のように報道している。
「ハイチと タークス・カイコス諸島(人口35,000人)では風速は時速290kmのハリケーン「イルマ」が直撃。ハリケーンでこれまで14人が死亡、 最大2600万人への影響が予想される。海抜の低いタークス・カイコス諸島(最高地点50M)では、暴風雨と6mに及ぶ高波が心配され、特に、2010年の地震によるインフラ復旧がまだ続く貧困国ハイチへの被害が思いやられる。この地域では飲み水不足と衛生面でのサービス停止の心配から、病気の蔓延も懸念されている。
「イルマ」は来週キューバに、来週末にはフロリダに向かうとみられる。英国、フランス、オランダは救助チームを派遣しているが、空港や港への影響で活動は困難を極める。トランプ米大統領は「フロリダへの備えは万全だ。あとは何が起きるかが問題だ」とのべている。観光客や住民の避難は始まっており、オーランド国際空港は土曜夕刻より運行とするという。
「イルマ」より遠い大西洋上では、ハリケーン「ホセ」がカテゴリー3に発達。メキシコ湾内に発達した低気圧「カティア」もハリケーンに発達している。」
9月8日付ニュージーランド『RNZ』(ロイター通信引用)は「ハリケーン”イルマ“北上で死と破壊が続く」との見出しで次の様に報道している。
「ハリケーン被害で、少なくとも11人死亡している。カリブ海南東のセント・マーチン島やサン・バルテルミー島では気がなぎ倒され、家屋は倒壊しているが、被害の全容はつかめていない。セント・マーチン島では95%の家が被害を受け、60%は人が住めなくなった。電気、水、ガソリンは使えない。
バーブーダ島では、一人子どもの死亡が報告されているが、全域が破滅的状態で人が住めなくなったという。現地の赤十字関係者の話では、このような被害は初めての経験だという。電気、道路、水道、そして学校、教会、スーパー、商店全てが破壊され、文字通り何もない状態だという。
米領プエルトリコでは3人の死亡が報告されており、70%が崩壊したが、バーブーダ島やセント・マーチン島ほどではないという。
英領アンギラ島の現地では、英国からの支援不足への不満の声が上がっている。外務大臣は、テントや車両などの救援物資を運ぶ英国海軍の船が到着する予定だという。住人の一人の話では、多くの建物の屋根が壊れ、島は核爆弾で攻撃されたかのようだという。
カナダの観光大臣によると、カナダ人が観光客の約6割を占めるキューバでも避難がはじまったという。トランプ大統領は、プエルトリコ、米領バージン諸島に非常事態宣言を出し連邦からの救援活動を行っている。」
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