米ホンダ・エアクラフト・カンパニーは、2017年上期(1~6月)、同社が製造販売する小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」が、小型ジェット機部門において、出荷台数で首位となった。
2017年上期、「ホンダジェット」の出荷台数は24機で、2016年上期比2.7倍に増加した。
要因は、米国やカナダやメキシコおよび欧州からの受注が増えたことによるもので、ライバル社のブラジルの航空機メーカーであるエンブラエル社等の出荷台数を上回る結果となった。
今後数年間で、米ホンダ・エアクラフト・カンパニーは、生産能力を月産4機から月産7機程度まで引き上げ、年間80機の生産体制を計画している。...
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2017年上期、「ホンダジェット」の出荷台数は24機で、2016年上期比2.7倍に増加した。
要因は、米国やカナダやメキシコおよび欧州からの受注が増えたことによるもので、ライバル社のブラジルの航空機メーカーであるエンブラエル社等の出荷台数を上回る結果となった。
今後数年間で、米ホンダ・エアクラフト・カンパニーは、生産能力を月産4機から月産7機程度まで引き上げ、年間80機の生産体制を計画している。
「ホンダジェット」は、最大7人乗りで、2基のエンジンを主翼の上に配置し、一般的な小型ジェット機より、客室内の空間を約2割拡げたのが特徴である。
その航続可能距離は2265キロで、最高速度は、時速782キロ、機体は、全長12.99m、翼幅12.12m、全高4.54mである。
尚、価格は、1機490万USドル(日本円で5億3700万円)である。
米ホンダ・エアクラフト・カンパニーの社長は、「性能や快適性、使い勝手の良さで、非常に高い評価を頂いてうれしく思う。ホンダジェットは、非常にハイテクな製品で、スポーティな航空機である。すなわち、非常に精巧な空飛ぶスポーツカーのようである。」とコメントした。
その上で、「我々は、ビジネス航空機産業において、新たな価値を創造していきたい。そして、世界中で、より多くのホンダジェットが飛んでいる光景を見たい。」と述べた。
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