【Globali】
ボストンの反レイシズム運動が「言論の自由」集会を中断に追い込む
シャーロッツビルの死傷者を出した白人至上主義と反対派の衝突事件から1週間たつが、土曜日にボストンでも「人種差別容認」を主張する「言論の自由」集会が開催された。人種差別擁護に反対するデモ参加者は推定15,000人にも上り、集会イベントが開催されてからたったの90分程度で警察が動員され、ほとんどの参加者は公演から追放され逮捕者も出た模様。
反対派のデモ参加者たちは口を揃えて「反ナチ・ファシズム」などとスローガンを叫び、「隣人を愛せよ」「憎しみはアメリカを偉大にはしない」や「白人至上主義打倒!」」などの看板やバナーなどを掲げて運動に参加。集会では、ボストンコモンという公園で多くの右翼運動家たちがスピーチする予定だったものの、反対運動や500人もの警察の動員によりスピーチイベントは中断され、開催を断念せざるを得なくなったという。
マサチューセッツ州からのリバタリアン党の候補議員であるサムソン・ラシオッピ氏
も、ボストンのテレビ番組WCVB-TVにて「過激思想の運動家から言論の自由を奪い弾圧すれば、彼らはもはやテロリストにならざるを得なくなります。...
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反対派のデモ参加者たちは口を揃えて「反ナチ・ファシズム」などとスローガンを叫び、「隣人を愛せよ」「憎しみはアメリカを偉大にはしない」や「白人至上主義打倒!」」などの看板やバナーなどを掲げて運動に参加。集会では、ボストンコモンという公園で多くの右翼運動家たちがスピーチする予定だったものの、反対運動や500人もの警察の動員によりスピーチイベントは中断され、開催を断念せざるを得なくなったという。
マサチューセッツ州からのリバタリアン党の候補議員であるサムソン・ラシオッピ氏
も、ボストンのテレビ番組WCVB-TVにて「過激思想の運動家から言論の自由を奪い弾圧すれば、彼らはもはやテロリストにならざるを得なくなります。」とコメントしている。
今回のデモには、マイノリティーコミュニティーを支持するために参加した黒人の若者がいて、「身の危険よりもマイノリティーの人たちからの支持を強く感じたため参加しました。」とコメントしている。貧困者のために活動している福祉関係に従事する女性も参加していて、「多くの貧しい人たちが社会やコミュニティーの中で犠牲になっています。教訓として学ばないと悲惨なことが繰り返される。」と社会的弱者の現状を訴えるかのようにそう答えた。
ソーシャルメディアのユーザーの多くは今回のデモに関して「レイシズムやヘイトクライムに対抗する運動が増えて偉大なる偉業への第一歩だ。」と高く評価。
しかし、トランプ大統領は今回の件に関しては「多くの警察が動員されて、彼らは警察をかき回す扇動者だ。」と酷評。今回の運動自体については「偏見や差別、憎しみといったものに対抗する勇気ある行動を褒めたたえる。」とツイートしたものの、どちらの運動について言及しているのか詳細を明かしていなく、ますますアメリカ中を困惑させている。
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