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【Globali】
米で公開されたゴア元米副大統領の映画「不都合な真実」の続編の興行収入と評判
8月16日の 『SALON』、8月15日の 『Huff Post』は、アル・ゴア元米副大統領の出演する映画「不都合な真実」の続編「不都合な真実2放置された地球」が8月上旬から米国で公開されたことを報じている。
続編は上映開始の8月4~6日にかけて180の劇場で961,193ドルの国内興行収入を上げたが、前作は2006年の上映を開始した週末に77の劇場で 1,356,387ドルを上げている。これまで続編は約230万ドルの興行収入を上げているが前作は国内で約2,410万ドルだった。このことから右派系メディアは興行的に失敗だとし続編を批判的に報じている。しかし、過去10年間で米映画業界では大きく変化し、映画館の入場者数は減少し、特にドキュメンタリーは、オンライン動画等で視聴することが多く国内の興行収入が600~800万ドルになれば今年の記録となるだろうとされる中で、続編の制作会社は前作の興行収入を上回ることは意識しないとしている。...
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続編は上映開始の8月4~6日にかけて180の劇場で961,193ドルの国内興行収入を上げたが、前作は2006年の上映を開始した週末に77の劇場で 1,356,387ドルを上げている。これまで続編は約230万ドルの興行収入を上げているが前作は国内で約2,410万ドルだった。このことから右派系メディアは興行的に失敗だとし続編を批判的に報じている。しかし、過去10年間で米映画業界では大きく変化し、映画館の入場者数は減少し、特にドキュメンタリーは、オンライン動画等で視聴することが多く国内の興行収入が600~800万ドルになれば今年の記録となるだろうとされる中で、続編の制作会社は前作の興行収入を上回ることは意識しないとしている。一方、海外では環境保護運動の高まりにより、続編は前作よりも多くの国で上映され、英国では340の劇場で上映されている。
映画評論家は、前作では地球温暖化によってもたらされる脅威を理解できるようにわかりやすく情熱を持って科学的に説明していたのに対し、続編ではゴア氏自身に焦点をあてすぎ、科学へほとんど時間を割かなかったため、主題がぼけてしまっているとしている。もしゴア氏が地球温暖化に焦点を当てて2020年米大統領選に立候補すれば、文字通り世界を変えることが できたかもしれないが本人は立候補を否定しており、このため主題があいまいとなっている。映画サイトIMDbの評価では前作が10段階中7.5に対し続編は5.2となっている。
ある科学の専門家は前作の予測の通り、その後の地球温暖化はならなかったと主張する一方で、時間はかかるがすべての地球温暖化が、ゴア氏が前作で指摘した方向に向かっているとする専門家もいる。
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