8月8日、トランプ大統領が、「北朝鮮には、世界がこれまでに見たこともない炎と怒りで対抗する。」と発言した数時間後、朝鮮中央通信は、「北朝鮮は、中距離弾道ミサイルを、グアム周辺に発射する作戦を検討している。」と報道し、一気に地政学リスクが高まった。
これを受けて、日経平均は、前日比1.29%下落し、上海総合指数は0.19%、韓国総合指数は1.09%、独国DACは1.12%、仏国CACは1.40%、英国FTSEは、0.59%それぞれ下落して、取引を終えた。...
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8月8日、トランプ大統領が、「北朝鮮には、世界がこれまでに見たこともない炎と怒りで対抗する。」と発言した数時間後、朝鮮中央通信は、「北朝鮮は、中距離弾道ミサイルを、グアム周辺に発射する作戦を検討している。」と報道し、一気に地政学リスクが高まった。
これを受けて、日経平均は、前日比1.29%下落し、上海総合指数は0.19%、韓国総合指数は1.09%、独国DACは1.12%、仏国CACは1.40%、英国FTSEは、0.59%それぞれ下落して、取引を終えた。
8月9日、トランプ大統領は、ツィッターで、北朝鮮に対して、米国の核戦力の強さに言及し、「できれば、核兵器を使用しないで済むことを願う」と表明し、北朝鮮を牽制した。
この発言を受け、市場は、米国と北朝鮮の軍事衝突の可能性が高まったと受け取り、株は売られ、安全資産である金が買われた。
前日に続き、NYダウ工業株30種平均は、前日比36.64ドル安の22,048.70、ナスダック指数は、前日比18.128ドル安の6,352.232、S&P500指数は、前日比0.90ドル安の2,474.02で取引を終えた。
セクター別では、ヘルスケア関連が0.2%、素材関連が0.1%、生活必需品関連が0.1%上昇したものの、電気通信関連が0.4%、一般消費財関連が0.5%、公益が0.5%、それぞれ下落した。
一方、全般的に防衛関連銘柄が買われ、個別銘柄では、大陸間弾道弾を空中で撃墜するミサイル迎撃システムを作っているレイセオンやロケット・ミサイルを製造しているロッキード・マーチンの株が上昇した。
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