【Globali】
メキシコ大統領、トランプ大統領の「メキシコ大統領は私の国境の壁の政策を大いに称賛している。」とのコメントを否定
メキシコのペニャ・ニエト大統領が「2017年の前半だけで前年の同時期と比べて、アメリカから国外追放されるメキシコ人が31パーセントも減少した。」とメディアに向けて発表した。
アメリカ国土安全保障長官に元国務長官のジョン・ケリー氏が任命されたばかりだが、ホワイトハウスは内部抗争問題や国会内での反対派が増え、それらの火消し役を任されている。そのような大変な状況のホワイトハウスではあるが、トランプ大統領は「メキシコの大統領は、私の国境の壁の政策を大いに称賛している。国境の壁が出来ればアメリカに入国することが困難になるために、中央や南アメリカからメキシコへの移民が極端に減ったとのことだ。...
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アメリカ国土安全保障長官に元国務長官のジョン・ケリー氏が任命されたばかりだが、ホワイトハウスは内部抗争問題や国会内での反対派が増え、それらの火消し役を任されている。そのような大変な状況のホワイトハウスではあるが、トランプ大統領は「メキシコの大統領は、私の国境の壁の政策を大いに称賛している。国境の壁が出来ればアメリカに入国することが困難になるために、中央や南アメリカからメキシコへの移民が極端に減ったとのことだ。メキシコ大統領からの究極の褒め言葉だ。」と主張している。しかし、この説明に関して、ニエト大統領のオフィスは否定しているという。
トランプ大統領が「メキシコが国境の壁のコストを負担しろ」と主張したばかりに、ニエト大統領はホワイトハウス訪問の日程を急遽キャンセルし、アメリカとメキシコはここ何十年かの中で最も不仲で最悪の状況ではあったが、G20で初めて両氏は面会して議論をしたという。
しかし、いまだにトランプ大統領が「メキシコからの移民は麻薬密売人や強姦摩の犯罪者集団」とばかりにおおげさに形容したことと、「NAFTAはアメリカ人の雇用を奪っている悪の元凶」との主張に、多くのメキシコ人は憤りを感じているという。
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