独自動車メーカー大手であるダイムラー社と独自動車部品メーカー大手であるボッシュ社は、7月24日、自動駐車・回送サービスを開始すると発表し、デモンストレーションを行った。まずは、ドイツ・シュトゥットガルトにあるメルセデス・ベンツ博物館の駐車場で、試験的に自動駐車・回送サービスの運用を開始する。
このサービスは、スマートフォンのアプリを利用して、駐車場の入り口で、車を降りて、車を運転者不在の状態で走行させ、割り当てられた駐車スペース(車自体が駐車スペースを探し、その駐車スペースを指定する)に自動で駐車する(ドライバーレス・パーキング)サービスである。
このドライバーレス・パーキングは、ボッシュの駐車場インフラ・センサーと通信技術とダイムラー社の車両技術の連携によって実現した。
このシステムは、駐車場に設置されたセンサーが、車両の走行ルートとその周辺をモニターし、車両が進むべき方向へと誘導する。...
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このサービスは、スマートフォンのアプリを利用して、駐車場の入り口で、車を降りて、車を運転者不在の状態で走行させ、割り当てられた駐車スペース(車自体が駐車スペースを探し、その駐車スペースを指定する)に自動で駐車する(ドライバーレス・パーキング)サービスである。
このドライバーレス・パーキングは、ボッシュの駐車場インフラ・センサーと通信技術とダイムラー社の車両技術の連携によって実現した。
このシステムは、駐車場に設置されたセンサーが、車両の走行ルートとその周辺をモニターし、車両が進むべき方向へと誘導する。その上で、駐車場インフラから発信されるコマンド(指示)を車両が受信し、そのコマンドを運転操作に変換して、車両を誘導・停止させる。また、センサーが、障害者や歩行者を検知し、回避することも可能である。
さらに、スマートフォンを通じて、ユーザーがレンタルした車両を、ピックアップエリア(乗車場所)に、自動的に配車したり、レンタルした車両を返却する際は、降車エリアで、下車した後、スマートフォンにより自動返却するサービスも提供する。
結果、このシステム導入により、既存の駐車スペースを有効に活用できる。なぜなら、車両のドアの開け閉めを考慮する必要がないため、従来より、2割以上多く車両を駐車することができるからである。
尚、本格的な運用は、2018年初頭を予定している。
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