【Globali】
蓮舫民進党党首の戸籍開示に賛否両論【米メディア】(2017/07/19)
民進党の蓮舫代表は、都議選等を通じて批判が出ていたことを理由として、自身の二重国籍疑惑を払拭するため、戸籍の一部を公開した。政権に対して、疑問に対して強く説明責任を求めていく野党代表の立場から、開示に踏み切ったとの対応に、潔いと支持する声がある一方、出自に関わる個人情報を開示する姿勢が前例となり、今後差別を助長しかねないと批判の声も強い。ただ、米メディアは、むしろ日本の国籍法の閉鎖性について焦点を当てている。
7月18日付
『ワシントン・ポスト』(
『AP通信』配信):「日本の国会議員、日本国籍を証明するため個人情報を公開」
日本の野党第1党の民進党党首である村田蓮舫氏が7月18日、自身の二重国籍疑惑を払拭するため、個人情報である戸籍謄本の一部を公開した。
同氏は、父親が台湾籍で母親が日本国籍だが、1967年に日本で生まれた際、当時の日本の国籍法(父方が日本人の場合のみ日本国籍取得可能)により、本名を謝蓮舫(シャ・リェンファン)と名乗る台湾国籍保有者だった。...
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7月18日付
『ワシントン・ポスト』(
『AP通信』配信):「日本の国会議員、日本国籍を証明するため個人情報を公開」
日本の野党第1党の民進党党首である村田蓮舫氏が7月18日、自身の二重国籍疑惑を払拭するため、個人情報である戸籍謄本の一部を公開した。
同氏は、父親が台湾籍で母親が日本国籍だが、1967年に日本で生まれた際、当時の日本の国籍法(父方が日本人の場合のみ日本国籍取得可能)により、本名を謝蓮舫(シャ・リェンファン)と名乗る台湾国籍保有者だった。その後、同法が改正(母方が日本人の場合も日本国籍取得可能)されたのを受けて、1985年、17歳のときに日本国籍を取得した。
同氏としては、日本国籍を取得した際に、台湾国籍を捨てたと理解していたが、実際は、昨年まで台湾での除籍手続きが済んでいなかったこと(二重国籍疑惑)が判明して批判に曝されていた。
同氏は会見で、政権側の数々のスキャンダルについて、安倍晋三首相の説明責任が果たされていないと求めている野党党首として、同疑惑を払拭するために苦渋の決断をしたと語った。
なお、現行法では、二重国籍を有することは違法ではないが、日本政府はそれらの日本人に、22歳になるまでにどちらかひとつを選択するよう強く求めている。一方、国会議員は日本国籍保有者が前提条件とされている。
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