トランプ大統領はアメリカ製品の展示会を見学もかねて出席し、月曜日にアメリカ全50州から集まった大勢の製造業者の幹部たちの前で演説をし、今後6か月間かけて法的規制の整備をさらに行い、不公平な貿易取引によってアメリカの製造業に打撃を与えアメリカ人の雇用を奪っている海外製造業に対抗していく方針を示した。

トランプ大統領は色々なアメリカ製品を見学し、消防車に上ってみたり、ホワイトハウスのブルールームでバットを振ってみたり、カーボーイのハットをかぶったりなどしたという。そして製造業者幹部らに「これ以上海外製造業者の違法行為に目をつぶっているわけにはいかない。海外製品にはアメリカ製造業へさらなる不利益を与えさせない。アメリカ人の雇用を失わせない。我々の富も奪わせない。私はそう約束します。」とトランプ大統領は語ったという。...

トランプ大統領は色々なアメリカ製品を見学し、消防車に上ってみたり、ホワイトハウスのブルールームでバットを振ってみたり、カーボーイのハットをかぶったりなどしたという。そして製造業者幹部らに「これ以上海外製造業者の違法行為に目をつぶっているわけにはいかない。海外製品にはアメリカ製造業へさらなる不利益を与えさせない。アメリカ人の雇用を失わせない。我々の富も奪わせない。私はそう約束します。」とトランプ大統領は語ったという。

今回の製造業の展示会はホワイトハウスが主催したものであるが、若干保護主義に偏ったテーマのものであり、いかにトランプ大統領とトランプ政権がアメリカの製造業と雇用を守るか、その努力をアピールするためのものだという。しかし、実際トランプ大統領は具体的にどのようにアメリカの雇用を守るのか戦略について明かしてなく、ただ「不公平な関税と貿易慣行を排除する」と述べるだけにとどまった。このことについては、特にオンラインショップが発展したことで海外製品がアメリカになだれ込むように流入してきたため、トランプ大統領は「我々の職を奪い尽くすかのようにオンラインショップの海外製品が台頭してきた。このため、最近では今までに見られないほど膨大な数のショッピングセンターやショップが閉鎖し、倒産していった。」とトランプ大統領は述べている。しかし、具体的にどのようなオンラインショップなのか？については言及していなく、ホワイトハウスの関係者からもそれらについては一切コメントを得られていない。

ギブソンのギターやメリーランド州のカニ用鍋など、アメリカ製品を代表するかのような豪勢な製品の展示会を見学しながら、トランプ大統領は中でも自身が好きなゴルフクラブに目が行き、「君らのドライバーは最高だよ。」とアリゾナに拠点のあるゴルフクラブメーカーのPINGの代表に向かって言ったという。また、アメリカのヘリコプター製造会社の シルコスキー・エアクラフトについても「私はシルコスキー製のヘリを三台も所有している。」と得意げに語ったという。

そして、トランプ大統領は大勢のメーカー各社の幹部や代表者らの前で、「我々はあなたたちの素晴らしい製品が公平な条件やルールの元で戦えるようになるよう、そのために最善の努力をしている。」とアピールしつつ、「しかし、今はもし仮に我々は不利な条件に立たされているのだとしたら、それは認めざるを得ないだろう。そしてもしそうであるならば、その戦いは受けて立つ。」と講演した。