トランプ大統領はマスコミのインタビューに対して、「もしヒラリー・クリントン氏が昨年の大統領選挙に勝っていたらアメリカは軍事や外交的には弱くなっていたが、ロシアのプーチン大統領はもっと喜んでいたに違いない。」とコメントした。
先週のG20でのプーチン大統領との対談後に、トランプ大統領は「実に有意義な対談だった。プーチン氏とは今後も協力し合いお互いの国の利益になるような政策を重視していきたい。」と述べたが、「プーチン氏は、私が軍事介入に積極的な人間であり、またエネルギー政策に関しても自国に有利になるような戦略を練るため、私が大統領になったことを好んでいない。」とCNBのインタビューに対してコメントしている。
トランプ大統領は「我々は、水圧破砕法などを利用して資源開発をして、エネルギーの自給自足を促しエネルギーの国内利用料金を安く抑え、かつ他国に有利に輸出できるようにする。...
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先週のG20でのプーチン大統領との対談後に、トランプ大統領は「実に有意義な対談だった。プーチン氏とは今後も協力し合いお互いの国の利益になるような政策を重視していきたい。」と述べたが、「プーチン氏は、私が軍事介入に積極的な人間であり、またエネルギー政策に関しても自国に有利になるような戦略を練るため、私が大統領になったことを好んでいない。」とCNBのインタビューに対してコメントしている。
トランプ大統領は「我々は、水圧破砕法などを利用して資源開発をして、エネルギーの自給自足を促しエネルギーの国内利用料金を安く抑え、かつ他国に有利に輸出できるようにする。」と述べ、「ロシアは資源に依存しているため、プーチン氏はロシアがエネルギー戦略上不利になるとみて、私のこの政策をひどく嫌っていた。ヒラリー氏はエネルギー政策に関しては風力発電についてのみしか掲げていなかった。」とさらに続けて見解を述べた。
しかし、CNBのインタビューに対してトランプ大統領は「シリアに関してもロシアとは合意できるところは合意しつつ停戦の交渉に向かっている。実は、G20でも個別に私はプーチン氏と交渉して4日目を迎えている。今までの停戦合意は全く効果を発揮していなく役に立たないものばかりであったが、今回の交渉によりうまくいくに違いない。我々アメリカもロシアもお互いの国の利益を優先するのは当然のことだが、それでも譲歩できるところは譲歩しお互い協力し合うことは不可能ではない。」とロシアとうまく妥協路線をとっていく方針について語った。
そして、「多くの人は、トランプはロシアとうまくやれてないと言っているが、そんなことはない。ロシアのような大国と上手く関係を築かないということはあり得ない。」とコメントしている。
そして、トランプ氏は「対話をするというのは実に重要なことだ。国同士がいかに対話をして理解し合うということが重要であり、それをしないということはお互いにとって問題を引き起こす原因になる。」と最後に述べた。
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