【Globali】
ホワイトハウスの下院歳出委員、メキシコ国境の壁の法案を通す計画を明かす(2017/07/12)
今ホワイトハウスの国会内では、メキシコ国境の壁建設に関する法案を通そうと計画中とのことであるが、メキシコ政府はいまだに費用の負担を断固として拒否していて、民主党も法案に関しては懐疑的で反対しているという。
5月頃にはすでに本件についての法案は出されていたが、民主党からの建設費用の予算案について猛反対が起き、さらには共和党内でも反対者が多数いたため、いまだに建設費に関する予算案が通過されず国会内での議論は夏や秋に持ち越されることになり、論争は当分終わりそうにない状況である。
トランプ大統領は大統領選挙キャンペーン中より、メキシコに壁建設の費用を負担させると自慢げに豪語していたが、その計画はいまだに実現していないどころか、20兆ドルもあるアメリカ政府の莫大な財政赤字があるところにさらに、16億ドルもの建設費用の頭金が必要になるとのことである。...
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5月頃にはすでに本件についての法案は出されていたが、民主党からの建設費用の予算案について猛反対が起き、さらには共和党内でも反対者が多数いたため、いまだに建設費に関する予算案が通過されず国会内での議論は夏や秋に持ち越されることになり、論争は当分終わりそうにない状況である。
トランプ大統領は大統領選挙キャンペーン中より、メキシコに壁建設の費用を負担させると自慢げに豪語していたが、その計画はいまだに実現していないどころか、20兆ドルもあるアメリカ政府の莫大な財政赤字があるところにさらに、16億ドルもの建設費用の頭金が必要になるとのことである。
下院歳出委員会は昨日、国内のセキュリティーのための財源に関する法案を通し、440億ドルを予算として捻出すると決定したが、メキシコの壁建設費用もそれに含まれる予定とのことである。共和党のリーダーも8月になると国会が一時休会するためその前に具体的に取り決めを行うべきだと主張している。しかし、下院議員の関係者は「トランプ大統領のメキシコ壁建設計画は何十億ドルもの莫大な予算がかかり、アメリカ国民の税金の負担をさらに増やすだけで非効率的かつ非合理的で国民への配慮が欠けている。」と主張している。
そのような反対勢力があるため、今後メキシコ国境の壁の予算案に関する動向からは今後も目が離せない。
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