米インターネット交流サイト大手のフェイスブックは、27日、月間の利用ユーザー数が20億人を突破したと発表した。世界人口75億人の4分の1強に相当する人数となり、2012年10月に10億人を突破してから5年足らずで倍増したことになる。世界のインターネット人口は32億人程度と見積もられており、この数字がいかに多いかを物語っている。
フェイスブックによると、毎月10億人が何らかのグループ機能を使用しており、毎日1億7500万人がサイト上で何かに「超いいね」をし、毎日平均8億人以上が「いいね」をするという。
他のサービスでは、ユーチューブが15億、フェイスブックの持つメッセージアプリのワッツアップ(WhatsApp)が12億、同じくフェイスブックの画像共有サービスのインスタグラム(Instagram)が7億、ツイッターが3億3千万のユーザー数となっている。...
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フェイスブックによると、毎月10億人が何らかのグループ機能を使用しており、毎日1億7500万人がサイト上で何かに「超いいね」をし、毎日平均8億人以上が「いいね」をするという。
他のサービスでは、ユーチューブが15億、フェイスブックの持つメッセージアプリのワッツアップ(WhatsApp)が12億、同じくフェイスブックの画像共有サービスのインスタグラム(Instagram)が7億、ツイッターが3億3千万のユーザー数となっている。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、27日、20億の月間アクティブユーザー数という新しいマイルストーンに達したことを公開し、世界中の人々を繋ぐことにおいて、自社が果たしている役割を誇りに思うと語った。数日の間に、このマイルストーンを祝うユーザー毎にパーソナライズされた動画も公開される。
同社はまた、サイト内にバーチャル・コミュニティを作ることに重点を置く一方で、暴力的、ヘイトスピーチ的で、誤解を招くようなコンテンツを、提供するサービス上から削減していくことにも同時に力を入れて取り組んでいくと述べた。
フェイスブックは27日、ヘイトスピーチと思われる内容に対しては、断固たる処置を取ることとし、この2か月の間、週に約66,000の投稿を削除したことを公表している。投稿を削除することは検閲制度を思わせるが、そのプロセスをわかりやすく説明し、ヘイトスピーチに対する処置を改善することに努力していると説明した。
同社ではヘイトスピーチを、人種・性的志向他「保護された特性」に基づいて、他人を攻撃することと定義している。先ずは20億人のユーザーに、ヘイトスピーチと思われる投稿の報告を依頼し、その上で同社の要員が投稿を精査し、削除するか否かを決定する。フェイスブックは、現在投稿を検証している4,500人の要員に加え、今後1年の間に3,000人を雇用する予定であると述べた。
先週グーグルは、ユーチューブ上にテロリスト等の過激派が投稿する映像について、対策を強化するとして、ヘイトスピーチや過激思想を情宣する動画を特定するための技術革新に加え、監視するための要員を新たに採用すること等を発表した。またフェイスブック、マイクロソフト、ツイッター、ユーチューブの4社は26日、テロ対策に共同で取り組むフォーラムを結成し、連携を強化していく姿勢を示している。
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