【Globali】
C40の各国の市長がG20に「地球を救おう」と訴える
世界大都市気候先導グループ(The Large Cities Climate Leadership Group)と呼ばれるいわゆるC40の各国の様々な市長が共同声明を発表し、G20の先進国のリーダー各国に向けて「地球温暖化などの気候変動の悪化に伴い諸問題解決に向けて全力を挙げて協力してほしい。」との主張をした。
共同声明は文書にまとめられメディアなどで発表されているが、トランプ大統領の先日発表したパリ協定からの離脱問題が深刻であるとの認識から、C40は7月6日からドイツハンブルグで2日間にかけて開催される予定のG20の国際サミットに先駆けて、気候変動問題は「地球の一大事である」と強調し、世界に向けて訴えている。
トランプ大統領は、200近くにもおよぶ世界中の国が署名したにも関わらず「パリ協定はアメリカの財政や経済的負担を増加させ、気候問題に関心のないライバル国はその負担から容易に逃れることが可能となる。...
全部読む
共同声明は文書にまとめられメディアなどで発表されているが、トランプ大統領の先日発表したパリ協定からの離脱問題が深刻であるとの認識から、C40は7月6日からドイツハンブルグで2日間にかけて開催される予定のG20の国際サミットに先駆けて、気候変動問題は「地球の一大事である」と強調し、世界に向けて訴えている。
トランプ大統領は、200近くにもおよぶ世界中の国が署名したにも関わらず「パリ協定はアメリカの財政や経済的負担を増加させ、気候問題に関心のないライバル国はその負担から容易に逃れることが可能となる。」とし、パリ協定には断固として反対している。そのような中で、パリ市長が中心となり、世界の大都市の市長は「トランプ政権率いるアメリカがパリ協定から離脱したにも関わらず、アメリカ全国の300以上もの都市の市長がいまだに気候変動問題へ毅然と立ち向かっていく勇気を見せている。」と述べていて、今回の共同声明にはモントリオール、リオ、メルボルン、シカゴ、ソウル、バンクーバーなど多くの大都市が署名をしている。
「世界各地のリーダーたちは皆様とともに気候変動問題へ対処すべく、ビジネスリーダーや地域コミュニティーの協力を得ながら最善の努力を尽くしていきます。」と市長たちは述べていて、「そのためには市民の皆様のご支援が必要で、署名のご協力を是非ともお願い申し上げます。」と地域社会にも協力を求めている。
「地球を守るために我々は心を一つにし、ともに気候問題に立ち向かっていきましょう。」と最後の言葉で締めくくった。
閉じる
その他の最新記事