起訴された女の名前は、リアリティー・リー・ウィナーで、ジョージア州オーガスタ在住の25才の女で、米軍で6年勤務した後、NSAのIT企業の関連会社に契約社員として入社していた。
報道された機密文書を、6人の政府職員がコピーしており、そのうちの1人のみが、今回の報道機関であるインターセプターと接触していたことから情報漏えい者がウィナー被告と特定され、先日逮捕されていた。
この機密文書は、2016年11月の米大統領選挙前、ロシア軍の情報機関が、投票システムを提供している米企業にサイバー攻撃を仕掛けて情報を入手したものである。...
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起訴された女の名前は、リアリティー・リー・ウィナーで、ジョージア州オーガスタ在住の25才の女で、米軍で6年勤務した後、NSAのIT企業の関連会社に契約社員として入社していた。
報道された機密文書を、6人の政府職員がコピーしており、そのうちの1人のみが、今回の報道機関であるインターセプターと接触していたことから情報漏えい者がウィナー被告と特定され、先日逮捕されていた。
この機密文書は、2016年11月の米大統領選挙前、ロシア軍の情報機関が、投票システムを提供している米企業にサイバー攻撃を仕掛けて情報を入手したものである。
ロシアのハッカーは、選挙の投票に係るソフトウエア会社と100人以上の選挙管理委員会のメンバーに対し、偽メールを送り、ログインさせて、情報を入手するスピアフィッシングの手法を使用して不正に情報を入手した上で、データにアクセスしていた。
今回のサイバー攻撃の件は、2017年1月、米情報当局の報告書でも指摘されていた。
機密文書には、5月5日の日付があり、米大統領選で投票システムの請負業者に対して、ロシア軍の情報部門が仕掛けたとされるサイバー攻撃の詳細が書かれていた。ただし、この攻撃が投票結果に及ぼした形跡はないとされている。
トランプ政権は、ロシアとの関係を巡る捜査情報などが次々報道されていることから、情報漏えいに神経をとがらせていて、取締を強化している。
また、トランプ大統領は、以前から政府職員による情報漏えいは厳しく対処すると公言しており、ウィナー被告に対して重い刑が課せられるものと考えられる。
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