ニュースマガジンのオンライン版によると、欧州委員会委員長のジャン=クロード・ユンケル氏などとの対談でも「ドイツは非常に悪いことをしている。」と述べていたという。
会議の参加者によれば「ドイツはアメリカに何百万台もの車を輸出しているが、それがひどいことだ。アメリカはそれを阻止しなければならない。」とトランプ大統領がドイツを批判していたという。
同じくニュースマガジンの情報筋では、ジャン=クロード・ユンケル委員長は「ドイツは別段悪いことはしていない。...
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ニュースマガジンのオンライン版によると、欧州委員会委員長のジャン=クロード・ユンケル氏などとの対談でも「ドイツは非常に悪いことをしている。」と述べていたという。
会議の参加者によれば「ドイツはアメリカに何百万台もの車を輸出しているが、それがひどいことだ。アメリカはそれを阻止しなければならない。」とトランプ大統領がドイツを批判していたという。
同じくニュースマガジンの情報筋では、ジャン=クロード・ユンケル委員長は「ドイツは別段悪いことはしていない。自由貿易により多くの国は利益を得られる。」とドイツを擁護していたという。
ドイツ政府もアメリカ政府もトランプ大統領のドイツ車批判については一切コメントしていないが、トランプ大統領とメルケル首相は金曜日にイタリアでG7会議に出席する予定。
先述のようなトランプ大統領の批判コメントが最初に明るみに出たのは、「NATO加盟国は軍事費用を公平に負担していない。」と発言したNATOの会議へ出席するためにブリュッセルへ向かう途中だったと報道されている。
大統領選挙キャンペーン中からドイツとメルケル首相を批判してきたトランプ大統領だが、「アメリカはドイツに対してひどい貿易赤字を出し続けている。」と主張していて「関税を課す」と脅迫じみた言葉も発しているという。
メルケル首相が3月にホワイトハウスを訪問した際も、トランプ大統領は「メルケル首相との対談は実に有意義だった。」とコメントしたのにも関わらず、その直後に「ドイツはNATOに適正な軍事費の費用負担をしてない。ドイツはNATOに大きな借りがある。」と批判攻めしたとう。
逆にメルケル首相としては、トランプ大統領の選挙キャンペーンがアメリカの分断社会を露わにしたことや欧州の分裂状態を懸念してか、「トランプ大統領には西洋の自由で公平な民主主義を尊重してほしい。」と要請しているという。
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