【Globali】
韓国大統領に革新系のムン候補選出(2017/05/10)5月9日の『Reuters』、『The Washington Post』は、5月9日に行われた韓国大統領選挙で革新系の「共に民主党」のムン候補が選出されたと報じている。ムン候補は真夜中の勝利演説で、スキャンダルによって傷ついた韓国に新しい時代を築くことを誓った。国家選挙管理委員会によれば80%の開票率の段階で、ムン候補は40%、保守系「自由韓国党」のホン候補が25.5%、中道系「国民の党」のアン候補が21.4%だった。これは韓国3大テレビ局による世論調査結果とほぼ一致している。投票率は77.2%と20年ぶりの高水準だったが、80%の当初予想を下回った。出口調査によると、ムン候補は若者に強く支持されたが、北朝鮮への対応に不満を持つ60~70歳代では22~25%しか支持せず世代間の差が開いていることが明らかになった。トランプ米大統領の就任以来、日中の指導者が訪米し会談する中で、韓国は代理の指導者がかろうじてトランプ米政権から電話がかかってくるのを見ていた国民はこの選挙で政治の混乱が終わるのではと安堵した。
トランプ米政権は、米国と韓国の同盟関係を強化し、両国間の友好とパートナーシップを深めることを続けたいと祝福した。しかし匿名の米国の当局者は、ムン韓国大統領が米国の弾道弾迎撃ミサイル・システム(THAAD)の展開を疑問視し、北朝鮮の核ミサイル問題でトランプ政権が圧力を強める中、北朝鮮を擁護する姿勢に、ムン韓国大統領はトランプ米政権との間にボラティリティをもたらすと述べたが、同時にムン韓国大統領は就任後THAADに対して柔軟になり、同盟関係を大幅に変更しないのではないかとも述べた。...
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