日曜日に報道されたテレビのインタビューでトランプ大統領は北朝鮮の金正恩を「利口なやつだ。」と皮肉をこめて批評した。

「金正恩が本当に狂っているのかどうかは皆目見当もつかない。発表によれば、彼は2011年に父親が死んだ後に27歳という若さで政権を引き継いだという。絶大なる独裁政権をその若さでコントロールするのは相当なテクニックが必要である。特に軍隊が絶大な力を持つ独裁国家では、手強い軍の幹部関係者を手玉にとるのは相当に厄介な問題に違いない。長いこと続いている国の慣習というのは変えるのが難しく侮れない。彼は周りの邪魔者を消し去ることでそれを一人でやってのけてしまった。...

「金正恩が本当に狂っているのかどうかは皆目見当もつかない。発表によれば、彼は2011年に父親が死んだ後に27歳という若さで政権を引き継いだという。絶大なる独裁政権をその若さでコントロールするのは相当なテクニックが必要である。特に軍隊が絶大な力を持つ独裁国家では、手強い軍の幹部関係者を手玉にとるのは相当に厄介な問題に違いない。長いこと続いている国の慣習というのは変えるのが難しく侮れない。彼は周りの邪魔者を消し去ることでそれを一人でやってのけてしまった。」 トランプ大統領は北朝鮮の独裁者についてそう評論した。

しかし、北朝鮮の行動は褒められたものでもなく土曜日にも核の発射テストを行ったばかりである。 「北朝鮮のミサイル発射の失敗についてアメリカは関与しているのか？」という記者の質問については「それについてはお答えできない。これはまるでチェスのゲームのようだ。北朝鮮に私の戦略について知られるようなマネはできない。よって口外することはできない。」とだけトランプ氏は返答した。 そして続けて「そのチェスゲームも大詰めになり、北朝鮮はアメリカを攻撃可能なミサイルの開発に成功しつつある。それだけは絶対に阻止しなければならない。」と答えた。

「北朝鮮が核の発射を行えば好ましくない状況になる」とトランプ大統領はコメントしたため、記者が「それは軍事的な行動にでるという意味でしょうか？」と質問すると、「それについてもお答えできない。しかし国際社会にとっては好ましくない状況になるでしょう。」と答えた。

全てがあいまいな答えに終始したインタビューではあるが、アメリカ政府は中国を味方につけ、その影響力で北朝鮮に圧力をかけたいという狙いがあることには変わらないようである。しかし、その試みも今のところ成功には至ってない。

今後、中国が北朝鮮問題に対してどう動くのかがカギになっていくとみられる。