4月27日の『Boston Globe』、AP通信を引用した4月28日の『The Washington Post』、4月28日の『The Washington Post』はオバマ前米大統領が高額な報酬でウォール街からの講演を引き受けたことへの批判を報じている。オバマ前米大統領は投資銀行のカンター・フィッツジェラルドの依頼による今年9月に予定される保健医療に関する会議の講演で1回40万ドル受け取る契約に合意したと報じられた。これはヒラリー・クリントン元米国務長官がウォール街から受け取った講演料の約2倍に上り、オバマ前米大統領の在任時の年収に相当し、一般世帯の年収の7倍に相当する。オバマ氏が米大統領時代に太った猫のようだと批判したウォール街の企業からこのような巨額の金額を受け取ることに政界から批判が相次いだ。またオバマ前米大統領は3月に回顧録の出版で6000万ドル受け取る契約を交わし、その大部分を慈善団体に寄付すると報じられている。