Reutersを引用した4月25日の『The Globe and Mail』と、4月24日と4月25日の『Reuters』で、トルコのエルドアン大統領は4月25日Reutersとのインタビューで欧州連合(EU)加盟国のイスラム主義への憎悪や敵対視が続けばトルコはEUへの加盟申請を取り下げる用意があると述べたと報じている。EUの議員会議は2016年のクーデター未遂事件、人権侵害、エルドアン大統領の権力拡大への懸念等に対する反対派への弾圧からトルコを人権監視国リストに戻す決定を行っているが、この決定はきわめて政治的でありエルドアン政権は認めないとした。トルコの国民投票を前に、エルドアン大統領支持者の集会を禁止したドイツとオランダをナチスのようだと非難した。トルコのEU加盟について1963年締結のアンカラ協定でトルコの現EU加盟の長期目標を認めていることを引き合いに出し、54年も待っているのにEU側が真剣に行動してくれないので解決しない、トルコはEU加盟申請を取り下げる用意があるとして、必要に応じてトルコは国民投票を行い、EUへの加盟申請の取り下げると述べた。