北朝鮮の外務次官が金曜日に、ドナルド・トランプ大統領は「攻撃的な」ツィートにより「トラブルを起こしている」として挑戦半島に「悪循環」を作り上げている、と非難した。
平壌のAP通信の単独インタビューの中で、韓成烈外務次官はまた、「彼らが望めば、我々は戦争へと進むだろう。」と語り、北朝鮮を軍事的に刺激することに対し警告を発した。
「もし米国が無謀な軍事行動に出れば、DPRK(朝鮮民主主義人民共和国)はその先制攻撃で立ち向かうだろう。」と韓次官は北朝鮮の正式名を挙げて言った。「我々は既に強力な核の抑止力を手にしており、米国の先制攻撃を前にして手をこまねいて見ていることはしない。...
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平壌のAP通信の単独インタビューの中で、韓成烈外務次官はまた、「彼らが望めば、我々は戦争へと進むだろう。」と語り、北朝鮮を軍事的に刺激することに対し警告を発した。
「もし米国が無謀な軍事行動に出れば、DPRK(朝鮮民主主義人民共和国)はその先制攻撃で立ち向かうだろう。」と韓次官は北朝鮮の正式名を挙げて言った。「我々は既に強力な核の抑止力を手にしており、米国の先制攻撃を前にして手をこまねいて見ていることはしない。」
40分のインタビューの間、外務省で起用した通訳を通じ、韓次官は穏やかで丁寧であったが、力強い口調で語った。
米国が空母を半島沖の水域に派遣し、韓国と過去最大の共同軍事演習を行っていることにより緊張が高まっている。一方北朝鮮は、最近弾道ミサイルを発射し、事実上いつでも次の核実験を行える状態にある、という専門家もいる。
「それは本国の上層部が決めたことだ。」韓氏は北朝鮮の6回目の核実験について語った。「上層部が必要と見なした時期と場所において行われる。」
多くの北朝鮮ウォッチャーは、北朝鮮がトランプ大統領の在職中に、即ち今後数年の間に、有効な核弾頭と米国本土にまで到達可能な弾道ミサイルを保持することが可能と考えている。
しかしながら韓次官は、緊張を高めているのはトランプ大統領と米国だと北朝鮮は非難している、と言った。米韓の演習や空母カール・ビンソンの配置ばかりでなく、トランプ大統領が火曜日に、北は「トラブルを招いている」とツィートしたことを挙げている。トランプ大統領はさらに、もし中国が北朝鮮の核の野望を抑えるという自らの役割を果たさないのであれば、米国がそれを実行することができる。」とツィートした。
「トランプ大統領は常に彼の攻撃的な言葉で挑発している。だからそうなるのだ。トラブルを招いているのはDPRKではなく、米国そしてトランプ大統領だ。」と韓次官は言った。
毎年の軍事演習は絶えず北朝鮮を激怒させてきた。北朝鮮はそれを侵攻のリハーサルであると見なしている。米韓はそれを否定するが、演習には北朝鮮のリーダーを狙った「斬首攻撃」が含まれているという報道が北朝鮮の怒りをあおっている。
「核の脅威と脅迫が軍事演習に伴う限り、我々は核兵器の開発を中心として、我が国の防衛力を強化していく。」と韓次官は言った。「米国から何が来ようと、我々はそれに対処する。準備は万端だ。」
政治的な動きはいろいろあるものの、外面上は北朝鮮に懸念するような兆候は殆どない。その代わりに、同国の建国の祖であり、指導者の金正恩委員長の祖父である故金日成主席の生誕105周年祭という、一年で最大の祝日に向けて、同国は準備を進めている。
土曜日の記念日は、同国の軍備の状況を多少なりとも世界に示してくれるかも知れない。イベントを盛り上げるため、おそらく軍事パレードの間に同国の最新鋭のミサイルが誇示されるのではないかと見込まれている。
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