『チャイナ デイリー』『イーシーエヌエス』等の各メディアによれば３月２３日、AIIB(アジアインフラ投資銀行)は１３ヵ国・地域の新規加盟を認め総加盟国数は７０ヵ国・地域となった。
これにより、AIIBはADB(アジア開発銀行)の加盟国数６７ヵ国を上回る結果となった。

今回新たに加盟した国と地域は、カナダ、ベルギー、エチオピア、ハンガリー、アイルランド、ペルー、スーダン、ベネズエラ、香港、アフガニスタン、アルメニア、フィジー、東ティモールである。
今回、北米からは初めてカナダが加盟し、G７(先進国主要７ヵ国)で加盟していない国は日本と米国だけとなった。
米国・日本は、ADB(アジア開発銀行)の最大出資国であり、ドル基軸通貨構想や中国の東シナ海での海洋進出等から参加していない。...

今回新たに加盟した国と地域は、カナダ、ベルギー、エチオピア、ハンガリー、アイルランド、ペルー、スーダン、ベネズエラ、香港、アフガニスタン、アルメニア、フィジー、東ティモールである。
今回、北米からは初めてカナダが加盟し、G７(先進国主要７ヵ国)で加盟していない国は日本と米国だけとなった。
米国・日本は、ADB(アジア開発銀行)の最大出資国であり、ドル基軸通貨構想や中国の東シナ海での海洋進出等から参加していない。

AIIBは、２０１５年１２月２５日に中国主導で５７ヵ国が参加し発足した。
AIIBは、資本金は１０００億USドル(日本円で１１兆１０００億円)、アジア諸国のインフラ整備を目的に設立された。

２０１６年６月２４日、AIIBは北京で理事会を開き、最初の融資案件として４ヵ国(バングラディシュ、インドネシア、パキスタン、タジキスタン)に５.１億USドル(日本円で５６６億円)を決定した。
ただ、AIIB単独融資は１件１.７億USドル(日本円で１８８億ドル)のみでその他３件は他の国際銀行との協調融資である。
今後、単独での融資を審査できる人材の獲得が課題となっている。

中国は、世界各国との連携強化を狙って自国のプレゼンス強化を推進している。
AIIB設立もいわゆる現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の一環である。