中東の航空会社や各メディアによると、米政府は、ヨルダンやサウジアラビアなど中東諸国発・米国行き航空機への携帯電話より大きな電子機器(タブレット、ラップトップ等)の機内持ち込みを急きょ禁止する方針であるという。西欧行きの飛行機内で電子機器を使用した爆発未遂テロが数件あり、アラビア半島のアルカイダやイエメンでの米国特殊部隊の攻撃が関連するとの情報もありこのような措置が検討されていたという。米大統領府や国土安全保障省は今度も情報を伝えるとしている。
3月21日付
『ヤフーニュース』(ロイター通信引用)は「米国が大型電子機器の機内持ち込み一部禁止へ」との見出しで以下のように報道している。
米当局の不特定テロ対策の一環による入国阻止令により、米国行航空機の一部で、携帯電話より大きな電子機器の持ち込みが禁止される見込みで、米国土安全保障省が発表すると見られる。乗客は荷物を預ければタブレット、ポータブルDVDプレーヤー、ラップトップPC,カメラを持つことができる。...
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3月21日付
『ヤフーニュース』(ロイター通信引用)は「米国が大型電子機器の機内持ち込み一部禁止へ」との見出しで以下のように報道している。
米当局の不特定テロ対策の一環による入国阻止令により、米国行航空機の一部で、携帯電話より大きな電子機器の持ち込みが禁止される見込みで、米国土安全保障省が発表すると見られる。乗客は荷物を預ければタブレット、ポータブルDVDプレーヤー、ラップトップPC,カメラを持つことができる。
この規制は10か国の航空会社が対象となり、中東8か国の10か所の空港が対象となるという。米国の航空会社は対象とならない。事前情報では、ヨルダンとサウジアラビアの国名が挙げられたが、米政府筋からの更なる国名情報はまだない。
数週間前にテロ情報を掴みこの緊急措置が検討されていたという。背景には、アラビア半島のアルカイダやイエメンでの米国特殊部隊の攻撃が関連するとの情報があるという。西欧行の機内で爆発が失敗に終わった事案が複数あったという。
「ロイヤル・ヨルダン航空」は、月曜ツイートで、米政府の要請により火曜からの米国行き(カナダへの乗り継ぎ含む)搭乗客の電子機器類機内持ち込みをほぼ全面禁止することを発表。携帯電話と医療機器は持ち込み可能である。
サウジの親政府系新聞は、サウジの民間航空局が米国の空港に向かう乗客は電子機器を荷物に預けるよう指示、この指示は米当局からサウジの内務省に伝えられたと報道。
ホワイトハウスや国土安全省の報道官は安全を優先しノーコメントとするが、最新の情報は伝えていく方針である。
同日付仏
『フランス24』(AFP通信引用)は「米国が中東の航空機の電子機器制限へ」との見出しで以下のように報道している。
中東の航空会社2社とメディア報道によると、米国が中東諸国からの航空機への大型電子機器持ち込みを禁止する準備中である。
「フィナンシャルタイムズ」紙は、米当局によるとこの電子機器禁止措置は、エジプト、ヨルダン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦を含む中東8か国を対象とすると報道。
「ガーディアン」紙は、この布告は米交通安全局が対象となる13か国に機密メールにて通達したと報道。
この措置は、トランプ米大統領による2度棄却されているイスラム教徒入国阻止令に続く、国境警備強化の一環である。
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