今年のアカデミー賞授賞式で、司会者がハリウッドで支持率が低いドナルド・トランプ大統領を揶揄するジョークを飛ばしたり大統領にツイートしたりして会場を沸かせた後、最優秀作品賞であるオスカー賞の発表の際、作品「ムーンライト」であるところを、「ラ・ラ・ランド」と誤って発表されるという大失態が起きてしまった。大統領はツイートでの反応は見せず、極右サイトに「ハリウッドは政治にフォーカスしすぎて、手順が狂ってしまったようで残念なことだ。オスカーの栄光が遠のく」等とコメントした。
2月27日付英国
『ガーディアン』は「トランプ:オスカーでの間違いは政治に焦点置き過ぎたからだ」との見出しで以下のように報道している。
オスカー授賞式を見ないと宣言していた大統領だったが、司会のキンメル氏には、トランプの偽ニュースに関するコメントやメリル・ストリープが過大評価された女優と言った事等を揶揄したジョークで何度も話題にされ、更には式典中にツイートを送られた。
トランプはツイッターでの反応は見せなかったが、執務室から、極右サイト「ブライトバード・ニュース」にこうコメント。...
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2月27日付英国
『ガーディアン』は「トランプ:オスカーでの間違いは政治に焦点置き過ぎたからだ」との見出しで以下のように報道している。
オスカー授賞式を見ないと宣言していた大統領だったが、司会のキンメル氏には、トランプの偽ニュースに関するコメントやメリル・ストリープが過大評価された女優と言った事等を揶揄したジョークで何度も話題にされ、更には式典中にツイートを送られた。
トランプはツイッターでの反応は見せなかったが、執務室から、極右サイト「ブライトバード・ニュース」にこうコメント。「彼らは政治にフォーカスしすぎて、 手順が繰るってしまったようだ」、「残念なことだ。オスカーの栄光が遠のく。昨夜は栄光とは程遠い大きなミスがあり、最後まで残念に終わった。」
同日付
『ロイター通信』は「オスカー司会者ジミー・キンメルはトランプを何度も皮肉る」の見出しで以下のように報道している。
アカデミー賞授賞式の司会者はトランプ大統領に関する政治騒動を揶揄した。さりげなく無表情に皮肉に飛ばす社会的コメントは的を得ており、ハリウッドに広がる政治への怒りを表していた。
ステージに上がり、同氏は「この放送を多くの国民、世界中の人が見ている、世界の225か国以上の国が米国を嫌っている 。そのことに驚いている」と、分断した国に言葉を失っているとし、視聴者に政治的分断を和解する努力するよう呼びかけた。
米国国民として、リベラル派、保守派を抜きにして「前向きで思いやりのある対話」をすることにより、「再び偉大な国を作る事ができる」と、トランプの標語を用いて述べた。
1月ゴールデングローブ賞でトランプに「過大評価された女優」等と批判されたメリル・ストリープについては、「2流のデビュー作から50年間、パッとしないキャリアを積んだ」、20回目のオスカー賞ノミネートで「過大評価」された彼女に不相応な拍手をお送りください等と皮肉った。
メリルに関するジョークはまだ続く。檀上でトランプ司令長官に対し「やあ、トランプ。元気?メリルがハイと言っているよ」とツイート。
また、ホワイトハウスとの確執のある報道機関の記者らが退場する際に、「偽ニュースにはもう我慢できない。偽の日焼け(トランプはスプレーにより肌の色を付けているとされる)は大好きだ」とジョークを飛ばした。
同日付米国
『ブライトバート・ニュース』は「スクープ:オスカーは「政治に焦点を置きすぎ」で授賞式の基本も出来ていないとトランプ大統領」との見出しで以下のように報道している。
トランプは当サイトでの特別インタビューで、トランプへの攻撃にフォーカスせず式の細かい所に気を配れとこうコメントした。「彼らは政治にフォーカスしすぎて、 手順が繰るってしまったようだ」、「残念なことだ。オスカーの栄光が遠のく。昨夜は栄光とは程遠く、大きなミスがあり、最後まで残念に終わった。」
エリート司会者のジョーク砲によるトランプへのバッシングの後に、オスカーを言い間違えるという大失態が起き、最後に笑いをとったのは大統領自身となった。
次回の当サイトのトランプ大統領への独占インタビューも間もなくあります。
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