【Globali】
ロシア軍、大規模なサイバー戦争活動を認める(2017/02/24)2月23日の『BBC』は、ロシア軍が大規模な情報戦争活動を行っているとのセルゲイ・ショイグ露国防相の発言を取り上げている。北大西洋条約機構(NATO)を最重要目標としている。冷戦時代ソ連はプロパガンダに注力したが、現在ははるかに効果的で強力な情報部隊を持っていると述べている。英王立国際問題研究所でロシア軍の専門家であるキア・ジャイルズは、現在西欧諸国がサイバー戦士やハッカーに注力しているのに対して、ロシアの「情報戦争」はより広い領域を網羅していると警告している。例えばソーシャルメディアのプロフィールを使って個々の兵士を標的にするなど、ロシアはNATOをさまざまな形でテストしているとジャイルズは語った。2008年のロシアとグルジアの紛争後、ロシア軍は情報戦争の優先順位を高めた。ユリ・バリュエフスキー露元最高司令官は、情報戦争における勝利は、「流血惨事を招かないながらも、古典的な軍事闘争での勝利よりもはるかに重要であり、その影響は圧倒的であり、敵国の権力構造のすべてを麻痺させる可能性を持っている。」と述べている。
ロシア軍は大規模な情報戦争活動をはじめて認め、冷戦後に大幅に拡大したと述べた。セルゲイ・ショイグ露国防相は、ロシアの 「情報部隊」は 「知的で効果的なプロパガンダ」に関与していると述べたが、チームやその目標に関する詳細は明らかにしなかった。ロシアによりサイバー攻撃を受けていると繰り返し主張する西側諸国の主張を認めるものだ。北大西洋条約機構(NATO)は最重要目標とされている。冷戦時代ソ連と西側諸国は、世界の世論に影響を与え、彼らが競合するイデオロギーを広く流布するためにプロパガンダに注力した。...
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