２月２１日、ニューヨーク株式市場は最高値を更新した。
ニューヨークダウ（ダウ工業株３０種平均）は１１８.９５ポイント上昇し２０７４３.００（前日比０.５８％アップ）となった。
ナスダック（全米証券業者協会相場情報システム指数）は２７.３７ポイント上昇し５８６５.９５（０.４７％アップ）を付けた。
また、S＆P５００も１４.２２ポイント上昇し２３６５.３８（０.６０％アップ）と最高値を更新した。
背景にはトランプ政権の減税期待や、同日発表されたウォールマートやホームデポの好決算等がある。

一方、米国金利はフィラデルフィア米連銀の利上げに前向きな発言したことから上昇し、USドルも上昇した。
原油価格は、OPECがまだ減産余地があるとの発言をしたことから上昇し今年の最高値１バレル５４.４４USドルを付けた。

今後も、米国株式は米国経済の好調さとトランプ大統領の政策への期待から強含むものと予想される。
しかし、３月１４、１５日に開催される米国連邦準備銀行総裁会議での利上げ懸念や４月２３日に実施予定の第１回フランス大統領選挙において極右政党の国民戦線ルペン党首がリードしておりユーロ圏政治リスク等から米国株式相場の波乱の可能性があると考える。