日量100万バレルの輸出量は、週前半の2倍近い水準である。
原油情報サービス会社のトップは、「我々は中重質オイルを輸入する傾向にあるが、我々の輸出する石油の大半は軽質オイルであると確信している。エネルギーアナリストたちは米国輸出量に驚いた。その量は日量50万バレルからここ4週間通して平均日量68万5千バレルに増加していた。」と説明した。
ある石油関係者は、「今後、中国が米国シェールオイルの最大の輸入国になるだろう。...
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日量100万バレルの輸出量は、週前半の2倍近い水準である。
原油情報サービス会社のトップは、「我々は中重質オイルを輸入する傾向にあるが、我々の輸出する石油の大半は軽質オイルであると確信している。エネルギーアナリストたちは米国輸出量に驚いた。その量は日量50万バレルからここ4週間通して平均日量68万5千バレルに増加していた。」と説明した。
ある石油関係者は、「今後、中国が米国シェールオイルの最大の輸入国になるだろう。
米国は今まで大量の原油を輸入してきたが、先週輸入量は880万バレルから750万バレルに減少した。
米国石油生産量は先週生産量は日量900万バレルを若干下回る水準を維持しているものの、2017年3月シェールオイルの生産を日量8万バレルずつ増やし、2018年には米国石油生産量は950万バレルに達する見通しである。」と述べた。
また、米国エネルギー情報局のデータによれば、OPECもその他の石油生産国も、石油価格を維持するための原油減産の合意の下で2017年1月日量約89万バレルの生産にこだわらなかった。
現在、原油価格は1バレル50ドルを挟んだレンジで推移し安定している。
しかし、過去を振り返って見ると一時1バレル100ドル超まで上昇したものの2016年一時1バレル30ドルを下回ったりと価格変動が激しい。
来年、サウジアラビアのアラムコが上場する予定があり、サウジアラビア主導で原油生産量を抑制し価格維持に奔走している。
今後、米国の規制緩和による増産、サウジアラビアの生産量シェア維持等から判断すれば原油価格の上昇は予測し難いと考える。
また、日本が米国シェールオイルの輸入を増やせば対米貿易黒字を削減でき米国との貿易交渉カードに使えるものと思われる。
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