民主党内からは「破たんした銀行の買収や売却を繰り返し、儲けた金でのしあがった」「リーマンショック後の不況のさなか弱者から担保を取り上げてきた」などと批判されているスティーブン・ムニューチン氏が財務長官に任命されることとなった。
2月14日付
『サウス チャイナ モーニング ポスト』(
『AP通信』配信):
しかし、いまだに反対派は多く「ウォールストリートがもたらした金融危機を悪用して儲けてきた」と民主党からは忌み嫌われているとみられる。
しかし、共和党内でムニューチン氏を支持するものは「彼はイエール大学出身だし、頭が切れる。有能だし仕事もできる」と太鼓判を押すような好評価をしている。
「彼はゴールドマンサックスの元幹部で財界出身者であるので民間ビジネスのことは熟知している。...
全部読む
2月14日付
『サウス チャイナ モーニング ポスト』(
『AP通信』配信):
しかし、いまだに反対派は多く「ウォールストリートがもたらした金融危機を悪用して儲けてきた」と民主党からは忌み嫌われているとみられる。
しかし、共和党内でムニューチン氏を支持するものは「彼はイエール大学出身だし、頭が切れる。有能だし仕事もできる」と太鼓判を押すような好評価をしている。
「彼はゴールドマンサックスの元幹部で財界出身者であるので民間ビジネスのことは熟知している。難しいビジネス交渉を幾度となく経験してきたので、その経験を財務長官の仕事でも活かせる」と評価するものもいて、トランプ大統領も効果的な経済政策には民間ビジネスの経験者が必要だとムニューチン氏を高く買っている。
しかし、トランプ大統領の多くの閣僚候補者は、共和党が独自に推薦して共和党内の方針で投票が取り決められてきた傾向が強いという。ムニューチン氏も例外ではなく民主党の反対派からは酷評されている。
今現在トランプ政権の財務長官としては、30年間手つかずに軽視されてきた税制改革の実現が一刻も早く急がれている。また、ロシアも含め“ならずもの国家”とよばれる敵国に対しては経済制裁を課すという役目も担っている。
これらの政策を行い、公約を果たすことがムニューチン氏の今後の評価につながり、民主党内からの反発を少しでもなくしていくのではないか、とみられる。
閉じる