2月10日付
Globali「中国、トランプ氏の習氏宛書簡に安堵」の中で、“この程漸くトランプ大統領から習主席宛の書簡が届いたことで、口ではいろいろ非難しているものの、心の中では米国と真っ向からぶつかりたくない中国としては、正に安堵しているはずである”と報じた。そして、同日付【
風の流れ:米中首脳電話会談・一つの中国認める】で述べられているとおり、トランプ大統領は就任後初めて習主席と電話会談し、これまで見直す考えも示唆した一つの中国の政策について、同主席の求めに応じて、尊重することを伝えた。これで米中間の大きな懸案の一つである、台湾問題は沈静化が図られると期待されるも、依然貿易不均衡問題、東・南シナ海安全保障、そして米軍の終末高高度迎撃ミサイル(THAAD)韓国配備問題が残っており、これは米中首脳の直接会談に委ねられることになる。
2月10日付米
『Foxニュース』(
『AP通信』配信):「トランプ氏、中国の習氏との電話会談で“一つの中国”原則を再確認」
「●ドナルド・トランプ大統領は2月9日夜(米東部時間)、中国の習近平(シー・チンピン)主席とのだ電話会談で、自身が対応を見直すと付言していた“一つの中国”政策について、1979年の米中合意以降脈々と続いてきた基本原則を再確認。
●これによって、米中間の大きな懸案事項の一つが沈静化すると期待。...
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2月10日付米
『Foxニュース』(
『AP通信』配信):「トランプ氏、中国の習氏との電話会談で“一つの中国”原則を再確認」
「●ドナルド・トランプ大統領は2月9日夜(米東部時間)、中国の習近平(シー・チンピン)主席とのだ電話会談で、自身が対応を見直すと付言していた“一つの中国”政策について、1979年の米中合意以降脈々と続いてきた基本原則を再確認。
●これによって、米中間の大きな懸案事項の一つが沈静化すると期待。
●中国国営
『中央テレビ』は2月10日、習主席がトランプ大統領の発言を歓迎し、両国にとって“更に有益”となるよう、二人で協同していきたいと語ったと報道。」
同日付英
『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース:「トランプ氏、
中国の習主席との電話会談で“一つの中国”原則を尊重することに同意」
「●トランプ氏の“一つの中国”原則を尊重するとの発言によって、これまでどおり、米国は中国を正式の国家とし、また、台湾との関係は非公式なものとの扱い。
●ホワイトハウスは、両首脳の電話会談は“極めて和やかな”もので、お互いに自国へ招待し合ったと発表。」
同日付フランス
『AFP通信』:「トランプ氏、習氏との初の電話会談で“一つの中国”原則を確認」
「●ホワイトハウスは、習主席の求めに応じて“一つの中国”原則をトランプ大統領が確認したものと声明。
●一方、中国外交部は、習主席がトランプ大統領の発言を評価したとした上で、“一つの中国”原則は米中関係継続の基本原則だと改めて付言。
●米中政治専門家は、これでひとまず米中間の大きな対立点のひとつが緩和されることになると評価。」
同日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「習氏、米国の“一つの中国”原則確認を評価」
「●
『中国中央テレビ』の報道によると、習氏は、トランプ氏の“一つの中国”原則確認発言を受けて、両国間の貿易・投資・エネルギー・インフラ建設問題含めて、両国関係強化に向けて協力していきたい旨表明。」
同日付中国
『チャイナ・デイリィ』(
『新華社通信』配信):「習氏、電話会議における米政
府の“一つの中国”原則確認発言を評価」
「●2月10日(北京時間)のトランプ大統領との電話会議で、習主席は、米政府が“一つの中国”原則を再確認したことを歓迎するとした上で、今後両国関係を更に有益とするべく協力していくことを双方が合意したと発言。」
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