12月23日付米
『USAトゥデイ』紙:「プーチン氏、トランプ氏の政治的見識を褒め、米民主党はこき下ろす」
「●ウラジミール・プーチン大統領は12月23日、年末の記者会見の席上、ドナルド・トランプ次期大統領の政治的姿勢を称賛。
●同大統領は、(オバマ大統領がロシアのサイバー攻撃で大統領選が妨害されたとクレームしていることに対しては)米民主党は敗北の責任を他に転嫁しようとしているとし、フランクリン・ルーズベルト元大統領(編注;第32代大統領で、世界恐慌から米国を救った民主党の政治家)時代の民主党の政治理念を学び直すべきだと酷評。...
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12月23日付米
『USAトゥデイ』紙:「プーチン氏、トランプ氏の政治的見識を褒め、米民主党はこき下ろす」
「●ウラジミール・プーチン大統領は12月23日、年末の記者会見の席上、ドナルド・トランプ次期大統領の政治的姿勢を称賛。
●同大統領は、(オバマ大統領がロシアのサイバー攻撃で大統領選が妨害されたとクレームしていることに対しては)米民主党は敗北の責任を他に転嫁しようとしているとし、フランクリン・ルーズベルト元大統領(編注;第32代大統領で、世界恐慌から米国を救った民主党の政治家)時代の民主党の政治理念を学び直すべきだと酷評。
●一方、トランプ氏は12月23日夜、プーチン氏から先日、当選の祝辞とともに、二人で協力して、“建設的で現実的なやり方によって”米ロ関係を再構築していこうと提案する書簡を受領したと公表。
●なお、記者会見でプーチン氏はまた、米国がロシアより多くのミサイル、潜水艦、戦闘機を保有しているが、ロシアは戦略核兵器の最新鋭化をしており、“どの国よりも強い”とコメント。」
同日付英
『メール・オンライン』(
『AP通信』配信):「プーチン氏、トランプ氏の判断を褒め、一方サイバー攻撃のクレームは拒絶」
「●プーチン大統領の12月23日の年末記者会見は4時間にも及び、多くの事態につきコメント。
●その中でも特に、トランプ次期大統領については、米国の核軍備強化の発言にも拘らず、彼の政治的見識等を評価。
●また、できるだけ早い時機にトランプ氏と会談し、二国間関係の見直しにつき協議したいとも発言。」
12月24日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「ロシアは“米国やNATOによる軍拡競争”に巻き込まれない」
「●プーチン大統領は記者会見で、米国が弾道弾迎撃ミサイル制限条約(ABM条約)から脱退したことに触れて(編注;2002年に脱退)、それ以降ロシアはミサイル増強に走らざるを得なかったと発言。
●更に、ロシアはこれまで、新戦略兵器削減条約(START条約、編注;2011年米ロ締結の核兵器軍縮条約)含めて国際社会への約束事に従い忠実に対応してきているとも付言。
●軍事専門家は、オバマ大統領は核なき世界を標榜する発言をしてきたが、実際は北大西洋条約機構(NATO)の名の下に、ドイツなどと協力して核兵器の最新鋭化を進めていると批評。
●なおプーチン氏は、仮に新たな軍拡競争に関わらざるを得なくなったとしても、自国の予算内で許される範囲での軍備強化であって、目下の政策は2021年までに70%の兵器を最新鋭化することだと付言。」
一方、同日付中国
『環球時報』(
『新華社通信』配信):「トランプ次期大統領、軍拡競争を進めていくと発言」
「●トランプ次期大統領は12月23日、前日に核能力の増大についてツイートした後、米国は他国を圧倒するほど核能力を強化・拡大していく必要があるとも発言。
●しかし、ショーン・スパイサー次期大統領府報道官は、トランプ氏がツイートしたのは、核拡散の脅威と、それを防ぐ喫緊の必要性について言及したものだと説明。」
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