9月7日付
『ジ・インディペンデント』紙は、一日30分睡眠を励行している日本人ボディビルダーについて報じている。
本紙がインタビューしたのは、実業家の堀大輔氏(40歳、2016年に一般社団法人日本ショートスリーパー育成協会設立)である。
彼は、一日30分間の睡眠が最適で、浮いた時間をもっと有効に使いたいと述べている。
すなわち、彼の一日のスケジュールは、仕事・家事・運動・サーフィン・楽器演奏・ペット飼育等と多くの事柄で埋められている。...
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9月7日付
『ジ・インディペンデント』紙は、一日30分睡眠を励行している日本人ボディビルダーについて報じている。
本紙がインタビューしたのは、実業家の堀大輔氏(40歳、2016年に一般社団法人日本ショートスリーパー育成協会設立)である。
彼は、一日30分間の睡眠が最適で、浮いた時間をもっと有効に使いたいと述べている。
すなわち、彼の一日のスケジュールは、仕事・家事・運動・サーフィン・楽器演奏・ペット飼育等と多くの事柄で埋められている。
また、趣味のボディビルディングを通じて体を鍛え、毎年ボディビルの大会に参加していて、ベストボディ・ジャパン協会(2013年設立)主催のベストボディ・ジャパン2024関東大会マスターズクラス(40~49歳)において優勝をしている。
同氏はまた、短眠を推奨する数々の著書を出版する傍ら、“もっと多くの人が寝ることを気にせずに生活できるようになれば、世界はもっと平和になる”と信じて、これまで2,100人余りにショートスリープ育成支援をしてきている。
但し、同氏にとって一日30分睡眠が最適としているものの、誰もがそれを実践することを推奨している訳ではなく、個々人に合ったショートスリープを見出すことを勧めている。
なお、ほとんどの医師や科学的な研究では、毎晩7~9時間の睡眠を推奨している。
例えば、米NPO法人National Sleep Foundation(1990年設立)は、18~64歳の成人は7~9時間、65歳以上は7~8時間の睡眠が必要と説いている。
また、米NPO医療センターCleveland Clinic所属で睡眠医学専門のナンシー・フォールドバリー・シェーファー医師は、“睡眠は、脳を含む体の全ての臓器にとって重要であり、体が栄養素を回復し、毒素を取り除き、翌日のために充電するのを助ける”とした上で、“僅か1時間半程度であっても慢性睡眠不足となると、覚醒度の低下、記憶障害、気分のむら、日常活動への積極性喪失等の問題を引き起こす可能性が高い”とコメントしている。
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