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【Globali】
フランス:人種差別的ファシスト的な極右政党RNに反対するデモが盛り上がる(2024/06/17)
『フランス24チャンネル』6月15日付けによると、数十万のフランス人が6月15日土曜日、路上に出て、労働組合連合会や6月10日に発足した‘新しい左派民主連合’NFPの呼びかけに答えて、極右政党RNに反対するデモが大々的に繰り広げられた、と報じている。6月30日の下院選挙で、極右政党、国民連合RNが政権を取る脅威に直面して、市民たちのデモ運動はこれまでにない盛り上がりを見せた。
先日の欧州議会議員選挙で、極右政党RNの勝利は、マルチニーク出身の父を持つ家族に電撃的なショックを与えた。その父は、「私たちの祖先は、奴隷制度を経験している。そのため、人種差別的な政策を持つRNに反対してデモすることは、当然のことだ。」と確信をもって訴えた。16才の娘、フィロメンヌは、「私は、自分の将来を考えてこのデモに参加している。人種差別やファシズムが横行するフランスになって欲しくない。」と語った。...
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先日の欧州議会議員選挙で、極右政党RNの勝利は、マルチニーク出身の父を持つ家族に電撃的なショックを与えた。その父は、「私たちの祖先は、奴隷制度を経験している。そのため、人種差別的な政策を持つRNに反対してデモすることは、当然のことだ。」と確信をもって訴えた。16才の娘、フィロメンヌは、「私は、自分の将来を考えてこのデモに参加している。人種差別やファシズムが横行するフランスになって欲しくない。」と語った。
なお、マクロン大統領による国民議会(下院)の解散宣言の後、極右政党RNが、これからの国民議会選挙で勝利し、それに続いてジョルダン・バルデラが、内閣を引き継ぐという恐怖観念が刺激となって、労働組合連合会やNFPのメンバーに依るRN反対のデモが活気付く結果となった。
パリでは、デモ行進はレバブリック広場からナッション広場に向かい行われ、主催者発表では25万人(警察発表では7.5万人)が参加した。さらに、労働組合CGTの発表によると、フランスの合計182か所でデモが行われ、総勢64万人が参加した。
なお、世論調査オピニオンウエーによると、6月30日の第1次国民議会の選挙予測として、33%の有権者がRNへの投票を、25%がNFPへの投票を、20%が大統領支持党MPへの投票を予定しているという。
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