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中国:国産の中距離旅客機 C919は外国のノーハウが生かされ、定期運航開始(2024/06/12)『仏ルモンド誌』6月12日付けによると、中国製の中距離旅客機C919は長い間、試作段階であったが、今年の初めから、ようやく国内での定期運航を果たしていると伝えている。C919は、現状では大部分の部品が、欧州製や米国製を使っているものの、開発意図は、将来的には外国の航空機市場を征服することにあった。しかし、その目標に到達するには、まだまだ遠い道のりだという。
C919は、2023年5月に最初の商業運航を開始したが、定期運航を果たしたのは今年の初めであった。すなわち、中国の3大国営航空会社の1つである中国東方航空の上海発、成都着、西安着、および北京着の各定期便に採用された。
中国にとって、C919は、まだ、道半ばにあるという。これまでの開発期間に15年もかけている。2008年に国営企業,中国商用航空機会社Comac社が創立され、エアーバス(A)とボーイング(B)2社に独占されている商用航空機業界に中国企業(C)を食い込ませたいと考えていた。...
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