テレグラムで流されたISのコミュニケによると、ISグループは、IS戦闘員がバーミアンで、キリスト教信者の旅行者とその仲間のシーア派アフガン人に向け、機関銃で発砲した、と伝えている。さらに、犠牲者たちは、カブールから約180kmの距離にあるバーミアンの市場にいたところを射撃標的にされた、と追記している。
ISグループによると、テロ攻撃は、米国に協力しているアフガン人の所有するバスに対して行ったという。...
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テレグラムで流されたISのコミュニケによると、ISグループは、IS戦闘員がバーミアンで、キリスト教信者の旅行者とその仲間のシーア派アフガン人に向け、機関銃で発砲した、と伝えている。さらに、犠牲者たちは、カブールから約180kmの距離にあるバーミアンの市場にいたところを射撃標的にされた、と追記している。
ISグループによると、テロ攻撃は、米国に協力しているアフガン人の所有するバスに対して行ったという。今回のテロ攻撃は、ISのリーダーの指示に基づいたという。
タリバン政府は、先の5月18日土曜日に7人の容疑者を逮捕したことを伝えている。スペイン政府は、3人の犠牲者がカタロニア出身で、母と娘および63才の退職者であったと発表している。さらに、82才の老婦人も重傷を負ったが、すぐにカブールのイタリア人のNGO団体が運営する病院に運ばれて治療を受けているが、予断を許さないという。
このようにアフガニスタンのセキュリティ状況は、2021年8月タリバンに政権が移ってからも改善したとは言いがたい。ISを含めた多くの武装グループが、一般の人たちにとって脅威となっている。特に、バーミアン州のシーア派のモンゴル系ハザーラ人の集落にとってISは脅威となっている。
一方、アフガニスタンは、タリバン政権となってからも旅行者に人気があり、世界文化遺産となっているバーミアン地域には、2023年度5000人以上が訪れている。
しかし、多くの欧米諸国は自国民に対し、テロ攻撃や拉致事件がひんぱんする理由でアフガニスタンへの旅行をしないことを呼びかけている。
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