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【Globali】
ウクライナ戦争:EUはウクライナ軍に欠乏した砲弾調達先として韓国を有望視(2024/03/02)
『フランス国際ラジオ局(RFI)』は、2月29日付けで ウクライナの砲弾が欠乏している状況に直面した中で、2月26日月曜日にパリで開催された、ウクライナを支援するEUの25か国会議でチェコにより提案された率先行動を紹介している。 チェコの提案は、EU各国が、相互に資金を提供し合って、その資金で欧州以外から砲弾を購入し、ウクライナに直接、砲弾を供給しようとする仕組みで、EU諸国の中にはフランスを含め、相互資金の提供に賛同する国が増えていることを伝えている。さらに、この仕組みを運用する上で、世界で有数の砲弾生産国の1つである韓国の協力が、ウクライナ軍にとって重要になることを指摘している。
これまで、EUは2024年3月までにウクライナに100万発の砲弾を提供することを約束していたが、ウクライナのゼレンスキー大統領は、現在まで30%しか提供されていないと苦情を訴えている。理由は、EU諸国の兵器産業で火薬が不足しているため、100万発の砲弾の注文に追い付かないためである。
この状況を打開するため、EUとしては欧州以外の国に調達先を替える必要が生じている。まず、インドやエジプトでは砲弾のストックが大量にあると考えられている。...
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これまで、EUは2024年3月までにウクライナに100万発の砲弾を提供することを約束していたが、ウクライナのゼレンスキー大統領は、現在まで30%しか提供されていないと苦情を訴えている。理由は、EU諸国の兵器産業で火薬が不足しているため、100万発の砲弾の注文に追い付かないためである。
この状況を打開するため、EUとしては欧州以外の国に調達先を替える必要が生じている。まず、インドやエジプトでは砲弾のストックが大量にあると考えられている。しかし、モントリオール大学のバンサン・トレ教授は、「調達先としては、世界での最大砲弾生産国の1つ、韓国が有力で、これまでウクライナの砲兵隊に大量の砲弾を供給してきた実績がある。」と指摘している。
トレ教授は、さらに「ウクライナのこれまでの反撃が可能となったのは、韓国が米国を通じて、ウクライナ軍に50万発の砲弾を供給することを承諾したために他ならない。 韓国は、自国の利益が絡んでいて、ウクライナが戦争でロシアに負けることがあったとしたら、それはロシアが韓国の隣国、北朝鮮を駆り立てて、その砲弾を購入したためとなる。そのため、ロシア、北朝鮮同盟を敗退させる必要がある。」と説明している。
韓国はこれまでに、ポーランド軍に大々的に武器を提供しており、その後のウクライナ戦争を通じてロシアとの欧州の軍事力均衡を保つためには、無くてはならない重要な役割を果たしているという。韓国では特に過剰すぎるストックを有しており、長年の軍事産業の発展によるという。
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