『フランス国際ラジオ局（RFI）』は、2月26日付けで　2月24日、トランプ前大統領がサウスカロライナ州での共和党予備選挙で新たな勝利を手にしたが、同日に、ワシントンでは反トランプ派の共和党員が、民主主義を守るため、本選挙でトランプ氏とバイデン大統領の一騎打ちになった場合はバイデン氏に投票することを呼びかける集会を行った。

主催者は、イリノイ州の共和党元国会議員で、2021年1月6日の国会議事堂襲撃事件の議会での調査委員会のメンバーを務めたアダム・キンジンガー氏である。彼は、トランプ前大統領の熱狂的な支持者による国会議事堂への襲撃の後、ドナルド・トランプ氏の議会からの弾劾に投票した10人の共和党議員の1人であった。その後、2022年には議席を失い、共和党では‘絶滅種’と称される、反トランプ少数派リーダーを務めている。...

主催者は、イリノイ州の共和党元国会議員で、2021年1月6日の国会議事堂襲撃事件の議会での調査委員会のメンバーを務めたアダム・キンジンガー氏である。彼は、トランプ前大統領の熱狂的な支持者による国会議事堂への襲撃の後、ドナルド・トランプ氏の議会からの弾劾に投票した10人の共和党議員の1人であった。その後、2022年には議席を失い、共和党では‘絶滅種’と称される、反トランプ少数派リーダーを務めている。先週の2月24日～25日に‘原則が第一’と銘打ったサミット会議をワシントンで開催した。

キンジンガー氏は、「トランプ氏が大統領にならせないために精一杯活動したい」と語った。さらに、トランプ氏が予備選挙で共和党の大統領候補として選ばれ、大統領選挙が、バイデン氏とトランプ氏の一騎打ちとなった場合は、共和党議員に対して、バイデン氏に投票することを呼びかけている。

キンジンガー氏は、「トランプ前大統領は、これまでの最悪の大統領であった。そのことは、過去の自らの行動で証明している。トランプの支持者たちはあからさまに民主主義を壊したいと表明している。その場合、ジョーバイデン氏のみが、我々の民主主義国家を今のまま保持できる。」と付け加えた。

ところで、共和党元国会議員のキンジンガー氏によると、2024年11月の米国大統領選挙でトランプ氏が勝利するリスクと、もしトランプ氏が敗退した場合に乱闘事件が起こるリスクは、ますます現実味を帯びてきているという。

実際、共和党員の3人のうち、2人は、いまだにジョーバイデンが正当な開票結果で大統領になったと信じていないという。