SUVタイプ車や4輪駆動車の愛好家のために、ボーウェン大臣は、「どの車を選択するかは、所有者の意思にまかせる。...

SUVタイプ車や4輪駆動車の愛好家のために、ボーウェン大臣は、「どの車を選択するかは、所有者の意思にまかせる。」と説明している。すなわち、燃料消費の大きなSUV車などを使い続けることはできるが、その分、税金が高くなるという。

新たな法案では、今回の排出ガス規制に従わないドライバーには罰金を科す形となる。オーストラリア政府によると、この法案が施行されるのは、来年2025年からとなり、各家庭や各企業では総計、数十億AUDドル（＝約数千億ドル）の節約になるものと推算している。

オーストラリア政府は、省エネ車に転換することによるドライバーへの課税額の低減が化石燃料自動車から、電気自動車への転換を促すことを期待している。しかし、電気自動車は、オーストラリアではあまり人気がなく、販売網も整備されていないという。2022年の実績では、電気自動車の自動車全体に占める販売割合は、たかだか4％にとどまっている。

ちなみに、日本でも電気自動車販売割合は、2022年の実績では全新車販売台数の1.4％にとどまっている。