反対運動はパナマ全域で行われており、一般国民の多くはパナマ政府の決定に反対の意思を持っているという。しかし、この状況は、多くの国民にとって耐えがたいものとなっている。慢性的な渋滞と物流の停滞、多くの分野でのゼネスト、その中には学校などの教育施設も含まれるという。
最終的にはパナマの最高裁判所が銅鉱山開発の合憲性に関して裁定を下すことになるが、多くの国民たちは反対運動の手を緩めることなく、日常生活の不便さをいとわない模様である。...
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反対運動はパナマ全域で行われており、一般国民の多くはパナマ政府の決定に反対の意思を持っているという。しかし、この状況は、多くの国民にとって耐えがたいものとなっている。慢性的な渋滞と物流の停滞、多くの分野でのゼネスト、その中には学校などの教育施設も含まれるという。
最終的にはパナマの最高裁判所が銅鉱山開発の合憲性に関して裁定を下すことになるが、多くの国民たちは反対運動の手を緩めることなく、日常生活の不便さをいとわない模様である。
この反対運動はパナマ中央部の高原にある小さな町で始まったが、5週間前からパナマ全土でデモ行進の声を聞くようになった。度重なる道路封鎖のため、多くの種類の果物や野菜が売り場から姿を消し、見つかったとしても値段が高昇しているという。
都市部では交差点での渋滞が、車での移動を困難にしており、文化イベントやスポーツ大会は多くの場合、延期されている理学療法士のメンデイータ氏は何のためらいもなく銅鉱山契約への反対運動を支持している。
メンデイータ氏としては、診療時間帯をこれまでの10:00AMから早い時間に移動することで交通渋滞の影響を少なくしているという。なお、クリニックに通っている患者にとっては診察回数を減らさざるをえない状況となっている。又夜の診療に切り替えた場合、クリニックへの蛮行が横行する危険があるという。
パナマではコビッド19感染のため、2年間にわたって学校が閉鎖されたが、今回、新たに1か月間閉鎖されることになった。シオマラ夫妻のような共稼ぎの夫婦にとっては頭が痛い問題で、家にいる子供たちの面倒を見てもらうため、お手伝いを雇う手間がかかるという。シオマラ婦人は、「このような家計への負担をいとわないという。パナマは、民衆の反対運動の結果、銅鉱山の契約を破棄することになれば、パナマの国益が保たれる。」と語った。
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