インドの鉄道大臣は、列車事故の原因と責任者が特定されたことを発表した。なお、詳細については公表を避けている。

信号標識の誤作動により客車が間違って引き込み線に導かれ、停車状態の列車に衝突することになった。...

インドの鉄道大臣は、列車事故の原因と責任者が特定されたことを発表した。なお、詳細については公表を避けている。

信号標識の誤作動により客車が間違って引き込み線に導かれ、停車状態の列車に衝突することになった。この信号標識誤作動に続いて、人的な誤操作が行われたことを指摘している。　これには鉄道会社側の人員不足が何らかの影響を与えたのかについては、今後の調査結果を待ちたい。

鉄道大臣のバイシュナウ氏は、6月4日、日曜日に事故の原因と責任者が判明したと発表した。交通大臣によると、インドの鉄道で盛んに使用されている衝突防止用の複雑な、電子回路によるポイントの変更が、逆に列車事故の原因となったという。なお、事故が起きた詳細な手順や根本原因については事故調査の結果後、明らかになると付け加えた。

6月3日の土曜日にモデイ首相は、「全ての事故責任者は罰せられることになる。今回の災害は単なる事故で済まされない。故意に起こされた犯罪の見地からも調査する必要がある。」と語った。これを受けて、連邦警察がこの案件を調査することになった。インドでは、連邦警察が調査することは、テロ攻撃事件以外ではインドでは非常に稀なケースだという。

連邦警察を出動させることは政府にとって2つの長所がある。1つは、犯罪として扱うことで政府の責任逃れができることと、２つは、連邦警察を政府の直接の配下に置くことができ、政治的な働きかけができることである。なお、ポイントなどの鉄道システムの問題については、独立した専門家たちにより調査される。