イランの裁判システムの最高責任者は、先週、暴動を起こした主犯たちには、厳しい刑として死刑が必要であると言明している。

死刑を宣告されたデモ参加者の数は特にクルド人やバルーチ人の居住地域で特に増加している。...

イランの裁判システムの最高責任者は、先週、暴動を起こした主犯たちには、厳しい刑として死刑が必要であると言明している。

死刑を宣告されたデモ参加者の数は特にクルド人やバルーチ人の居住地域で特に増加している。NGOの‘バルーチ’はバルーチスタン地域の16才と17才の青少年に対する死刑宣告に対して反対運動を繰り広げている。この地域での 多くの投獄者たちはすでに死刑を執行されているという。

NGOの‘イラン人権擁護’によると、少なくとも10人のイラン人未成年者が死刑宣告を受けている。NGO‘イラン人権擁護’は弁護士なしでの迅速な法廷での死刑宣告が行われていると告発している。国連によると、今年の9月16日からのイランでの街頭デモで約1.4万人が逮捕されているという。

なお、国連の人権高等弁務官事務所（OHCHR）によると、街頭デモが始まる前からイランにおける死刑執行された人数は400人を超え、過去5年間で初めての記録となっていた。

イランの独裁的な政権による国民の人権運動に対する抑圧は前時代的な「死刑執行」という恐怖政治的な手法が使われており、国際社会としてイラン人のために何か良い手立てがないものかと考えさせられる。