福島第１原子力発電所のオペレーターで東京都の主な電力供給会社である東京電力(テプコ)は電力需要に応じることに苦慮していると発表した。現在、管内の多くの火力発電所が停止していることを理由に挙げている。

東京都は、都民に対して15:00から18:00の時間帯でのできる限りの節電を呼び掛けている。...

福島第１原子力発電所のオペレーターで東京都の主な電力供給会社である東京電力(テプコ)は電力需要に応じることに苦慮していると発表した。現在、管内の多くの火力発電所が停止していることを理由に挙げている。

東京都は、都民に対して15:00から18:00の時間帯でのできる限りの節電を呼び掛けている。テプコにとって、この時間帯が一日のうちで最も電力余裕が少ないことと、エアコンの使用率が最大になることを理由に挙げている。

日本政府としては、7月から8月の間、全国で電力供給不足に陥るのではないかと懸念している。

岸田首相は現在停止している原子力発電所の再稼働を決意している。福島での原子力発電所の事故を受け、日本では現在、10箇所の原子力発電所しか再稼働していない。一方、80％の電力会社は経済的、環境保護の観点から原子力発電所の再稼働を希望している。20年来の円安の最中、化石燃料の石油、天然ガス、石炭の輸入価格が高騰しており、日本の電力会社は厳しい経済状況に追い込まれている。