1月23日付
『ロイター通信』:「中国:オリンピック直前の感染者増で更なるコロナ対策を導入」:
冬季五輪の開催が二週間後に迫る中、首都北京では日々感染者が報告されており、中国政府は23日新たなコロナ対策に乗り出した。
国家健康委員会によると22日の北京市の感染者は9人でうち6人は北京市の豊台区だったため、同地区の全住人を対象としたコロナ核酸試験が行われるという。また近郊も含め「リスクのある地域」の住民に対して、北京市外への渡航や大人数の集会も避けるよう当局は呼び掛けている。...
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1月23日付
『ロイター通信』:「中国:オリンピック直前の感染者増で更なるコロナ対策を導入」:
冬季五輪の開催が二週間後に迫る中、首都北京では日々感染者が報告されており、中国政府は23日新たなコロナ対策に乗り出した。
国家健康委員会によると22日の北京市の感染者は9人でうち6人は北京市の豊台区だったため、同地区の全住人を対象としたコロナ核酸試験が行われるという。また近郊も含め「リスクのある地域」の住民に対して、北京市外への渡航や大人数の集会も避けるよう当局は呼び掛けている。
北京市は、コロナの自覚症状がある場合や、海外からの郵便物を受け取ってから2週間以内は自主的に検査を受けるよう勧告している。
豊台区の保育園の保護者は、保育園から子どもがワクチン未接種の場合には登園を禁止するとの連絡があったという。これが政府の規制によるものか確認できていないが、保護者側は登園停止の強要だとして、当局に取り消しを求めているという。
国家健康委員会によると、22日の新規感染者は前日の63人から微減し56人、22日現在で、中国本土の感染者は10万5603人となっている。
同日付中国『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』:「冬季五輪が迫る中、北京地区でコロナ検査体制」:
北京冬季五輪まで2週間未満となり、首都地区では23日に大規模な新型コロナウイルス検査が開始された。近郊地区ではコロナ感染が拡大している。
感染拡大の中心とされる北京市の南西部にある豊台区では、1日に200万人の住民の検査サンプルを採取する。北京市近郊の山東省、山西省では4人の感染が確認されたが、全員が冷却貯蔵工場の従業員とみられる。
女性がカナダからの郵便物により感染したと考えられていることから、北京市では海外からの郵便物を開ける際、マスクやグローブを着用するよう呼びかけている。カナダ保健当局は、汚染ポストを介した感染拡大は全くあり得ないとしている。
国家健康委員会は22日、北京の数地区での感染拡大を「非常にハイリスク」だとし、対策強化の必要性を訴え、ハイリスク地域の住民に対し市外への渡航しないよう、また集団を避けるよう呼び掛けている。
中国では2月4日からの冬季五輪に向け、アスリートと他の参加者を隔離する閉鎖区域バブル内での開催に向けた対策を行っている。22日の国内感染者は天津の5人を含む19人で、海外からの渡航者では64人となっている。
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