トンガ沖の海底火山が15日に噴火し、トンガの海岸に津波を引き起こし、島全体の電話やインターネット回線を遮断した。オーストラリアとニュージーランドは、津波と火山灰で覆われ、世界から孤立したトンガの被害を確認するために調査用の飛行機を派遣したことを明らかにした。
米メディア
『OANN』によると、オーストラリアのスコット・モリソン首相は、一刻も早いトンガへの支援を約束したが、火山灰が救援活動の妨げになっていると述べた。「火山灰の雲と通信の途絶により、トンガでは多くの困難が発生している。我々は可能な限りトンガへの支援を行うために協力している」と語った。
オーストラリアの太平洋問題担当相のゼッド・セセリャ氏は、最初の報告では、多数の死傷者はなく、空港は「比較的良好な状態にあるようだ」が、道路や橋には「大きな被害」が出ていると述べた。...
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『OANN』によると、オーストラリアのスコット・モリソン首相は、一刻も早いトンガへの支援を約束したが、火山灰が救援活動の妨げになっていると述べた。「火山灰の雲と通信の途絶により、トンガでは多くの困難が発生している。我々は可能な限りトンガへの支援を行うために協力している」と語った。
オーストラリアの太平洋問題担当相のゼッド・セセリャ氏は、最初の報告では、多数の死傷者はなく、空港は「比較的良好な状態にあるようだ」が、道路や橋には「大きな被害」が出ていると述べた。セセリャ大臣は、オーストラリアが米国、ニュージーランド、フランス、その他の国と連絡を取り合い、対応を調整していることを明らかにした。
衛星画像によると、離島の一部は水没しており、英国人女性が流され行方不明になっていると報道されている。
赤十字社は、太平洋地域が過去数十年で経験した最悪の火山噴火と呼ばれる事態に対応するため、地域ネットワークを動員していると述べた。「赤十字は現在、1200世帯に防水シート、毛布、キッチンセット、シェルターツールキット、衛生キットなどの必要品を支援するために十分な救援物資を持っている」という。トンガは、津波と降灰による塩水の浸水により、地域社会が安全な飲み水にアクセスできなくなっていることも懸念されている。
ニュージーランド紙の『ニュージーランド・ヘラルド』電子版によると、ニュージーランド空軍機「オリオン」がトンガに向けて出発し、週末に発生した巨大な火山噴火による被害を調査し、島国がどのような支援を必要としているかを正確に判断しているところだという。
ニュージーランド気象庁によると、噴火から約48時間で火山灰はほとんど拡散し、他の太平洋諸国にも広がっていると伝えている。画像では、灰はトンガ全体を覆っているだけでなく、フィジー、ニューカレドニア、バヌアツ、サモアの一部にも広がっているという。
ニュージーランドはトンガの復興支援の準備を進めており、ジャシンダ・アーダーン首相はすでに50万ドル(約3900万円)の初期資金を約束し、必要に応じてニュージーランド海軍の艦船が支援を提供できるよう待機しているという。
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