新型コロナウイルスの変異株対策として、日本到着便の新規予約停止が要請されたが、年末年始の帰国予定者等の混乱を招いたとして、発表から僅か1日で撤回されたことが報じられている。
11月2日付
『AP通信』は「批判を受け新規航空券予約停止を撤回した日本」との見出しで以下のように報道している。
新型コロナウイルスの変異株対策として、日本到着便の新規予約禁止が発表されたが、やりすぎだとの批判を受けたため発表から僅か1日で撤回された。
国交省が今月1日、12月末までの日本行き国際腺の新規予約受付を停止するよう要請。2日、予約停止措置は厳しすぎる、自国民を見捨てるも同然だとの批判を受けたためこれを撤回。...
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11月2日付
『AP通信』は「批判を受け新規航空券予約停止を撤回した日本」との見出しで以下のように報道している。
新型コロナウイルスの変異株対策として、日本到着便の新規予約禁止が発表されたが、やりすぎだとの批判を受けたため発表から僅か1日で撤回された。
国交省が今月1日、12月末までの日本行き国際腺の新規予約受付を停止するよう要請。2日、予約停止措置は厳しすぎる、自国民を見捨てるも同然だとの批判を受けたためこれを撤回。岸田総理は、国民の渡航ニーズを考慮し、早期撤回に至ったと述べた。総理はコロナ対策でリーダーシップの欠如を批判された菅元総理の後継として、徹底した予防策を推し進めている。
飛行機の予約停止措置については、海外に在住し新年に帰国する予定だった人や、ホリデーシーズンに旅行を計画していた人々から失望の声が上がった。SNS上では、厳しすぎる措置に「封建時代の鎖国政策のようだ」と例える声も聞かれた。
日本では9月以降感染者数が激減し、社会経済制限を解除してきた。オミクロン株の感染者は2人確認されており、この変異株については感染力の程度やワクチンの効果等まだ不明点が多い。
同日付『ロイター通信』は「混乱、到着便予約停止を撤回」との見出しで以下のように報道している。
日本は今月2日、岸田総理のオミクロン株予防策を巡り、政府機関や各所で混乱を生じたことから日本到着便新規予約禁止措置を撤回した。
先月29日、航空局は航空各社に対し12月の新規予約を停止するよう要請。この突然の通知は、年末に帰国しようと予定していた人々の不安をあおる結果となった。岸田総理はこの発表が混乱を生じたと説明し、松野官房長官は、「一律の停止要請を取りやめ、帰国需要に十分配慮するよう航空会社に改めて通知した」と述べた。国交省によると、一日の入国者数が3500人を超えない限り、航空各社は新規予約を受け付けるという。
今月2日、更なる予防強化として、アスリートやミュージシャンなど「特定活動」配偶者ビザの発給も一時停止され、日本スケート協会は、来週開催予定だった冬季五輪の選考に関わるフィギュアスケートGPファイナルの中止を発表している。
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