エルダー報道官はさらに、これらのデータは国連が把握しているもので、実際にはデータ以上の子供が死傷していると付け加えた。
エルダー報道官は、今から来年中頃までにイエメンでのユニセフ活動のための援助資金として2.35億ドル(=約259億円)が必要となると語った。
同報道官によると、イエメンでの人道上の危機状態は世界で最悪レベルにあり、次の4点が原因となっている。1.継続する暴力的紛争、2.荒廃した経済、3.廃墟での支援システムの減少例えば保健支援、食料支援、飲料水支援、衛生環境整備、保安保護システムや教育システム、4.国連の活動に対する資金不足などである。...
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エルダー報道官はさらに、これらのデータは国連が把握しているもので、実際にはデータ以上の子供が死傷していると付け加えた。
エルダー報道官は、今から来年中頃までにイエメンでのユニセフ活動のための援助資金として2.35億ドル(=約259億円)が必要となると語った。
同報道官によると、イエメンでの人道上の危機状態は世界で最悪レベルにあり、次の4点が原因となっている。1.継続する暴力的紛争、2.荒廃した経済、3.廃墟での支援システムの減少例えば保健支援、食料支援、飲料水支援、衛生環境整備、保安保護システムや教育システム、4.国連の活動に対する資金不足などである。
イエメンでは5人のうち4人の子供に人道支援が必要で、1100万人の子供が対象になるという。さらに40万人の子供が急性の栄養失調に陥っており、200万人の子供が学校に行くことができない。
ところでイエメンは2014年より政府軍と武装組織フーシ(親イラン組織で首都サヌアを含めた北部イエメンを支配)間の内乱が継続し、2015年からサウジアラビアを中心とした連合軍が政府軍を支援してフーシ派との戦闘に加わっている。
なお、国際組織の調査によると、7年間の紛争で数万人の民間人が殺害され、数百万人が居住地を追われて避難民となっている。
イエメン紛争はサウジアラビアなどのイスラム・スンナ派とイランなどのイスラム・シーア派との宗教戦争の様相を呈していてなかなか集結しない。その中で子供を含めた尊い人命が失われていく。国連を中心とした打開策はないものかと考える。
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