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『BBC』によると、3日間で1年分の雨が降った鄭州市では、市民によるSNSを活用した救助活動が活発化している。多くの人々が危機に瀕している状況を投稿し、オンラインで助けを求めた。SNS上の数千人の人々が、こうした投稿を緊急救助隊に共有してあげている。
また、線路が水没して一部の列車が立ち往生しているというニュースが流れると、人々は各列車の番号と乗客が必要としているリソースをリストアップしてあげた。...
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『BBC』によると、3日間で1年分の雨が降った鄭州市では、市民によるSNSを活用した救助活動が活発化している。多くの人々が危機に瀕している状況を投稿し、オンラインで助けを求めた。SNS上の数千人の人々が、こうした投稿を緊急救助隊に共有してあげている。
また、線路が水没して一部の列車が立ち往生しているというニュースが流れると、人々は各列車の番号と乗客が必要としているリソースをリストアップしてあげた。他にも、大雨の影響でインターネットの速度が低下し、画像をダウンロードできない地域があることを知り、重要な連絡先リストをテキストのみで投稿する人もいた。
地元メディアの報道によると、列車に閉じ込められた乗客たちが投稿した動画が8億回以上再生された後、最寄り駅周辺の住民らが、閉じ込められた乗客に食料やペットボトルの水を届けたという。
しかし、洪水に関する投稿が検閲されるケースも相次いだ。投稿が検閲されたかどうかを判断するサイト「フリーウェイボー」によると、検閲された投稿には、学校に閉じ込められた人、酸素を必要とする高齢者、キャンパスに閉じ込められた何千人もの人々の投稿が含まれていたという。
中国政府は何百万人もの人々を雇い、インターネット上の活動を監視・検閲している。2015年の長江での船の沈没事故など過去の災害では、安定性を維持し、反政府的な感情を防ぐために、一部のSNS投稿が削除されてきた。
米『エポックタイムズ』によると、河南省には、民間主導の救助隊が数十名到着し、救援活動を行っている。Zhang Ye(仮名)は、隣の湖南省からの救助隊の一員として活動している。Zhang氏によると、彼らは洪水に見舞われたすべての家を訪れ、中に人がいないかどうか確認をとっている。その後、救助した住民を安全な場所に連れて行き、地元のボランティアに引き継いでいるという。救助活動を行っている間、政府の救助や支援は「どこにも見当たらなかった」と語っている。
地元の村人たちは民間の救助隊を熱烈に歓迎し、25日には、村人の協力を得て、近くの村で取り残されていた約236人の人々を救出したという。「村の人たちは私たちにいなくならないでほしいと訴えてきたので、私たちも残ることを伝えてあげた」という。
鄭州市で事業を営むQiu Kaiさんは『エポックタイムズ』の取材に対し、これまでにボート、ウォーターポンプ、救命胴衣、ブイ、ロープなど合計5万元(約80万円)以上を購入し、地元の自治体に寄付するつもりだったが、「受け取ってくれるところがなく」、どこからも拒否されたため、救援物資の多くは、現在、倉庫に置かれたままになっているという。
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