新型コロナウイルスの感染が再び世界で加速しており、特に欧米では感染力の強いデルタ型が感染の大半を占めるようになっている。こうした中、ファイザー・バイオンテック社のコロナワクチンに続き、モデルナ社製のワクチンもEU27カ国で12歳から17歳への使用が認可された。
仏
『ルモンド』紙によると、欧州連合(EU)はモデルナ社製のワクチンの承認を12歳から17歳まで広げた。欧州委員会によると、欧州では成人の半数がすでにコロナワクチンを接種している。12~17歳への投与方法は、18歳以上と同じで、4週間の間隔をあけて上腕の筋肉に2回注射する。
ワクチン効果は、12歳から17歳までの3732人の子どもを対象とした臨床試験で確認されている。この臨床試験では、12歳から17歳の若者に、18歳から25歳に見られるものと同等の抗体反応をもたらすことが確認された。...
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仏
『ルモンド』紙によると、欧州連合(EU)はモデルナ社製のワクチンの承認を12歳から17歳まで広げた。欧州委員会によると、欧州では成人の半数がすでにコロナワクチンを接種している。12~17歳への投与方法は、18歳以上と同じで、4週間の間隔をあけて上腕の筋肉に2回注射する。
ワクチン効果は、12歳から17歳までの3732人の子どもを対象とした臨床試験で確認されている。この臨床試験では、12歳から17歳の若者に、18歳から25歳に見られるものと同等の抗体反応をもたらすことが確認された。
仏『レゼコー』紙は、今回の承認により、フランスでは十代へのワクチン接種が促進される可能性があると伝えている。フランス国立衛生局によると、12歳から17歳までの若者のうち、少なくとも1回目のワクチン接種を受けたのは全体の28%、約135万人にとどまっている。フランスの専門家たちの間では、思春期の子どもたちへのワクチン接種は、国全体で集団免疫を獲得するための重要なステップだと考えられている。9月末以降、十代の若者も、飲食店、スポーツや娯楽施設、映画館など特定の公共の場所に行く際には、ワクチンパスの提示が必要となる。
モデルナのワクチンは、ファイザー製のワクチンとは異なり、薬局で購入することができるようになる。
仏『レクスプレス』誌によると、感染力の高いデルタ型が流行しているポルトガルでも、アントニオ・コスタ首相が、9月の新学期開始までに12歳から17歳までの子供たちにワクチン接種キャンペーンを進めることを発表した。
欧州医薬品庁(EMA)は、「成人で確認されたワクチンの安全性は、青年期の人の臨床試験においても確認された。したがって、12歳から17歳の子どもに対するワクチン接種の有益性がリスクを上回ると考えている」と声明で述べた。
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